虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

新たな取り組みが…

2020-07-30 05:43:58 | 文化
4か月半前に開業したJR高輪ゲートウェイ駅。

この駅は、注目すべきポイント(特徴的な部分)がいくつも見られる。

・「和」を意識した開放感溢れる駅舎
・駅名標が駅舎との統一感をだすために明朝体を使っている
・新たな改札機(ICカードのタッチ部が約60度傾いているもの=試験導入)がある
・無人AI決済店舗の「TOUCH TO GO」
・駅とは思えない素敵なトイレ
・案内も掃除などはロボット(全6種類)が行う

正直、この駅にはそんなに大きな期待は無かったのだが、今まで3回行ってみて、行くたびに新たな発見があるし、新しい試みが各所でなされている。
JR東日本の次世代(近未来)ステーションを具現化した駅といえる。

そんな最中、また新たな取り組みが…

以下、共同通信より。

JR東日本が東京・山手線に30番目の新駅として3月に開業した高輪ゲートウェイ駅で、将来の鉄道事業の変革を目指した最新鋭ロボットの実証実験を進めている。
新駅は最新テクノロジーの実験場と位置付ける。
新型コロナウイルスの感染防止のため、消毒剤を散布できるロボットも登場し、実用化に向けたチェック作業を加速する考えだ。

27日は報道関係者向けに実験を公開。
消毒ロボットがセンサーや3Dカメラを駆使して障害物を避けながら作業したり、駅構内を小回りに移動できる乗り物に人が乗ったりして機能を点検。
手荷物や軽食を運ぶロボットが、目的の場所までたどり着けるかどうかも確認した。<了>

多くのロボットが活躍する近未来感は駅らしくなくカッコいいし、取り組みとして素晴らしいことだと思う。
労働力の減少や昨今のコロナなど感染症の問題といった現代社会を取り巻く諸々の問題(課題)を克服する方法として、検討しないわけにはいかない背景がある。
ただし、あまりに近未来感を進めることで、主役であるはずの人間がないがしろにされたり、ついていけなくなる(機械に使われてしまう)のは本末転倒である。
そのバランスをどこで取っていくのか?
この駅での取り組みに限らず、多くの場面で必要なことじゃないのか?
人にやさしい(扱いやすい)先端機能なら、積極的に導入を進めるべきだろう。