読売新聞オンラインより。
三菱自動車は27日、子会社「パジェロ製造」(岐阜県坂祝町)の工場を閉鎖する方針を正式に発表した。
海外向けに出荷しているレジャー用多目的車(RV)「パジェロ」の生産は、2021年上期に終了する。
他の車種の生産は三菱自の岡崎工場(愛知県岡崎市)に移し、約900人の従業員の大半は配置転換する見通しだ。
パジェロはかつて三菱自の看板車種だったが、近年は需要が落ち込み、19年に国内向けの生産を終えていた。22年度まで3年間を対象とした中期経営計画では、今後2年間で人件費などの固定費を19年度比で20%減らし、欧州での販売から段階的に撤退することなども盛り込んだ。<了>
残念なニュース。
このクルマはランクル(トヨタ)やジムニー(スズキ)とともに、この分野の日本車を長らく牽引した存在でした。
三菱自動車を代表する車種として、一時代を築いたのは間違いない。
やはり過度に大きく豪華になった車体、市場に迎合しようとした華美な装飾(メッキの外装部品)など、現代のクルマ市場にマッチしなくなった結果ともいえる。
それならもっと早く、海外に適したクルマとして生産を続け、トヨタのランクルみたいなポジションを確立しても良かったと思う。
案外、その方が日本市場でも(跳ね返りで)受け入れられたのではなかろうか。
加えて、三菱自動車の苦境がパジェロ存続を厳しくさせたのは否めないだろう。
二転三転する経営方針、リコール隠しなど不正の対応…かつては国内3番手を争うメーカーとは思えない凋落ぶりだった。
やはりパジェロといえば、初代と2代目の印象が強い。
とくに完成度が高かった(ポジションを確立した)2代目だろう。
パワフルなディーゼルエンジン(2.8Lターボディーゼル)でぐいぐい引っ張る加速は他を圧倒していた。
5MTなら、運転者がシートに押し付けられるような加速が味わえた。
その代わり、夥しい煙幕(ディーゼル排気からの黒い煤=まるでSLのようだった)は、後ろを走っていたら前が見えなくなるほどだったが…。
オフロードメインの車種ではあったが、オンロードでもバリバリ走るクルマで、中途半端なスポーティカーならぶっちぎられた。
名車として一時代を築いたパジェロだったが、ランクルのようになれなかった悲運のクルマとも言えよう。
パジェロオーナーの皆さん、大事に乗ってあげてくださいね!
三菱自動車は27日、子会社「パジェロ製造」(岐阜県坂祝町)の工場を閉鎖する方針を正式に発表した。
海外向けに出荷しているレジャー用多目的車(RV)「パジェロ」の生産は、2021年上期に終了する。
他の車種の生産は三菱自の岡崎工場(愛知県岡崎市)に移し、約900人の従業員の大半は配置転換する見通しだ。
パジェロはかつて三菱自の看板車種だったが、近年は需要が落ち込み、19年に国内向けの生産を終えていた。22年度まで3年間を対象とした中期経営計画では、今後2年間で人件費などの固定費を19年度比で20%減らし、欧州での販売から段階的に撤退することなども盛り込んだ。<了>
残念なニュース。
このクルマはランクル(トヨタ)やジムニー(スズキ)とともに、この分野の日本車を長らく牽引した存在でした。
三菱自動車を代表する車種として、一時代を築いたのは間違いない。
やはり過度に大きく豪華になった車体、市場に迎合しようとした華美な装飾(メッキの外装部品)など、現代のクルマ市場にマッチしなくなった結果ともいえる。
それならもっと早く、海外に適したクルマとして生産を続け、トヨタのランクルみたいなポジションを確立しても良かったと思う。
案外、その方が日本市場でも(跳ね返りで)受け入れられたのではなかろうか。
加えて、三菱自動車の苦境がパジェロ存続を厳しくさせたのは否めないだろう。
二転三転する経営方針、リコール隠しなど不正の対応…かつては国内3番手を争うメーカーとは思えない凋落ぶりだった。
やはりパジェロといえば、初代と2代目の印象が強い。
とくに完成度が高かった(ポジションを確立した)2代目だろう。
パワフルなディーゼルエンジン(2.8Lターボディーゼル)でぐいぐい引っ張る加速は他を圧倒していた。
5MTなら、運転者がシートに押し付けられるような加速が味わえた。
その代わり、夥しい煙幕(ディーゼル排気からの黒い煤=まるでSLのようだった)は、後ろを走っていたら前が見えなくなるほどだったが…。
オフロードメインの車種ではあったが、オンロードでもバリバリ走るクルマで、中途半端なスポーティカーならぶっちぎられた。
名車として一時代を築いたパジェロだったが、ランクルのようになれなかった悲運のクルマとも言えよう。
パジェロオーナーの皆さん、大事に乗ってあげてくださいね!