木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

栃座卓 拭漆下地

2010-07-08 23:06:10 | 

座卓の拭漆、梅雨の高温多湿で漆の乾きが良く(良すぎ!)、一昨日の#240での研ぎに続き、今日は#320での水研ぎ。いわば下地作りです。


天板の裏からはじめ、ひっくり返して表


研ぎ泥は、ヘラで集めて取ります。


天板が完了。#320の研ぎでは、ムラ無く仕上がるよう気持ちを集中して研ぎます。


脚、蟻桟、貫と研ぎ進め、これで最後。
昼をはさみ、丸6時間半研ぎ続けました。


水分が乾いたら漆を塗ります。 天板はヘラで配って、刷毛で摺り込みます。


暫く置いて漆を吸わせ、余分の漆をヘラで取ります。
今日のような高温、多湿な日は、塗った端から漆が乾きはじめます。
天板の摺りをする時は、エアコンを入れて暫くしてからします。
朝10時から研ぎはじめ、摺りまで、すべて完了したのは夜8時でした。

コメント (2)
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