木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

新しい試み

2010-07-23 21:35:58 | 
いつもお世話になっている、炭山陶芸の笹谷さんから「蓮の花が咲いた」という電話をいただき、見に行ってきました。


場所は笹谷さんの陶工房の前。


一輪だけですが、存在感があり、白い花が涼しげです。

工房へ戻り、今日は前々から考えていた一つの試みをしてみました。

磨きろくろで、真空ポンプを動かしながら捨て摺りをしてみました。


置く位置を変えてまんべんなく摺りをしました。その結果・・・・


思っていたとおり、大成功。導管を通って裏に漆がしみ出しています。
つまり、導管の中まで漆でしっかり入ったことになります。
なぜこんなことをするかというと、木地の中の方まで漆をしみ込ませるて固めることにより、より強い下地を作ろうと言うわけです。


その後、生漆を塗りました。たっぷり塗ってもすぐに吸い込んでしまいます。
吸うだけ吸わせて、重さを量ってみたら、塗る前に比べ約5g重くなっていました。
つまり、この飯椀の中に5グラム(約5cc)の漆が染み込んだことになります。
完全に乾くのにはかなり時間がかかりそうです。


椀は今制作中のものが勢揃い。生漆を刷毛摺りし、綿布で拭ききります。

ところで、今日の弁当、第2弾。

豚の生姜焼きと、コールスローサラダです。
味噌汁はインスタント、プチトマトとキュウリは自家製です。
昨日とあまりかわりばえしませんが、明日は変わりますよ。


コメント
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