木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

文机の制作

2010-09-03 21:29:11 | 木工
ほぞ穴をあける前に、角鑿盤の鑿を研ぎました。

この機械、2~3年前オークションで見つけたもの。
ダイヤモンドの付いた砥石で研磨する、なかなかの優れものです。


精度も良く、簡単に研げます。返りを砥石で落とせば完了。


こちらは中の錐。これは目立て鑢で研ぎますが、なぜこんなにやわらかいのでしょう。
この角鑿の錐、もう少し良いものがないのでしょうか。


ほぞ穴をあけて、寄せ蟻で蟻桟をはめ、


ほぞを切ります。


部材の仕上げ削りは、胴張りにわずかに丸みを持たせて仕上げます。わずかな丸みなので平鉋で削ります。


その丸みに合わせて、順に大入れの穴を掘っていきます。
いつもの工程、作業は順調に進んでいます。
コメント
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