
写真用額縁、まずは留(45度)に切断。
額縁の場合、角にちぎりを入れる挽き込み留接ぎにするのが普通ですが、せっかくの杢にちぎりが入るのはなんとも無粋なので、雇い核を入れることにしました。

一分半の角鑿で溝を掘り、

鑿で整えます。角鑿では正確な穴をあけることができません。
先日左久作さんにいただいた薄鑿を早速使わせていただきました。

こちらも、昔左久作さんに作っていただいた一分半の追入鑿。


溝に合わせて雇い核を作り嵌めます。

接着には麦漆を使いました。
今回の麦漆には、生漆でなく、クロメ漆を使ってみました。
その方が乾燥が速い、とどこかのサイトで見たことを思い出し、試して見ることにしました。

幅広の輪ゴムで固定して、漆風呂で乾かします。
木片をこの麦漆で接着したテストピースをいくつか作り、乾燥具合を確認します。