木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

ミニ飾り棚

2011-10-17 20:56:05 | 木工
幅が600mmのコンパクトな飾り棚です。


台輪から制作開始。台輪は留め形隠し五枚接ぎにしました。


台輪の組み立て。側板や背板を嵌める小穴をはじめに突いておきました。


糊が乾いてから台輪の隅にほぞ穴を掘り、柱を立てます。


一段目の棚板は反り留めの蟻桟を入れ、抽斗の上端摺りを留めで付けています。


これを柱に嵌めて一段目が完成。ここに抽斗が入ります。。


二段目は一段目の棚板に柱を立て、


棚板を乗せます。後の柱は通し柱になります。


三段目は中央部だけ高くし、その帆立に両脇の棚を付ける、ちょっと複雑な構造にしてみました。


これが基本的な構造になります。


一旦バラして、部材に仕上げの鉋をかけると共に面を取り、ちょっとした装飾もしてみます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする