goo blog サービス終了のお知らせ 

木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

木工旋盤で盃

2012-06-09 23:19:03 | 木工
仕事の段取りの関係でしばらく中断していた座卓の制作を再開しました。

ルーターで天板の面出し、荒削りをして、はじめに入り皮部を埋めます。



裏面を入り皮より少し大きめに掘って別の材で埋め。



裏返し、入り皮を取り去り、そこに別の材をエポキシ接着剤で埋め、さらに地を埋めました。
地が乾いてから麦漆で表も埋めます。つまり、埋めた部分の断面がHを横にした形になります。
こうすることにより単純に埋めるだけでなく、補強も兼ねる事ができると思うのです。


地や麦漆が乾くまでには少し時間がかかるので、その間に次の仕事にかかります。
Dさん、お待たせして申し訳ありません。


盃。

材を木工旋盤に取り付け、外形を整え、



外側を荒削り



高台はやや厚めに仕上げておきます。



次に表を仕上げ、



最後に高台を薄く仕上げます。



4つ作ったのですが・・・



一つは最後の糸底を仕上げる時に失敗してしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする