木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

木工ろくろ

2012-06-11 22:32:27 | 木工
木工ろくろ(旋盤)の仕事も3日目。いよいよ佳境に入ってきました。??

その前に。

座卓の天板の表の埋木。こちらは麦漆を使いました。
木質も木目もできるだけ似たような材を使って埋めました。


埋めた天板を漆室へ運んで、・・・木工ろくろ開始。

今日は、コーヒーカップの制作です。
手に力が入れにくいので陶器では重たいと、年配のご婦人から注文をいただきました。
取っ手を削り出しにしようかと迷いましたが、ロクロで本体を挽いて後からつけることにしました。



欅の木口を深く掘るのは大変でしたが何とか掘れました。
でもここからが大変。



切り離して糸底を仕上げるのですが、削る抵抗が大きいと、チャックから外れ、ここまでの苦労がすべて水の泡になります。
刃物を良く研いで慎重に削りました。



無事2つできました。
これに取っ手を付けます。



挽き終わった木地。この後漆の作業に移ります。
え、後の丸いのですか?  それは・・・完成してからのお楽しみです。
コメント
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