木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

蜜蝋ワックス

2009-02-03 20:22:41 | 木工
最近塗装は安全性を重視し、拭き漆か蜜蝋ワックスを使っています。
特にワゴンは調理や食事の場面で使うものですから、塗装は安全なものでなくてはなりません。
今回は蜜蝋ワックスも作ってみました。

材料は

蜜蝋と、荏油。
蜜蝋は田舎に帰った時に、信州(軽井沢)の養蜂園の直売所で購入したものです。


まず、蜜蝋を湯煎で溶かします。


溶けたら布で漉してゴミを取り除きます。


次に、荏油を湯煎で温め、蜜蝋を入れて溶かします。
荏油と蜜蝋の割合は・・・きっちり計っておこうと思いながら、計量カップを忘れ、蜜蝋も計るのを忘れたのでおおよそですが、荏油約200CCに蜜蝋20g位を溶かし、一度固めてみて調整しました。


溶けたら、もう一度布で漉して容器に入れ、


冷えて固まるのを待ちます。


固まってきました。


最終的には、ちょうどおせち料理の「栗きんとん」そのものといった感じになりました。

いよいよ塗装です。まず、木地磨き

鉋で仕上げてあるので、鉋枕をとる程度です。


そして、ワックスを塗ります。今回は漉した時に使った布にワックスをつけて塗りました。


ワックスが付いている状態で、400番の耐水ペーパーで磨きワックスを擦り込みます。
吸い込みがなくなったら布で拭き取ります。


すべての部材にワックスがけができました。
乾いてからこの作業を繰り返します。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キッチンワゴン その4 | トップ | 仕上げ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

木工」カテゴリの最新記事