木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

椅子の制作進む

2011-11-20 22:58:31 | 木工
ダイニングセットの椅子の制作が順調に進んでいます。

各部材に墨を付け、ほぞを切りました。こちらは貫と前脚。



後脚と背は並べて墨を付けた状態で、先にほぞを切っておきます。



すべての部材をバンドソーで切り離し、傘木にも背のほぞが入るほぞ穴をあけました。



座板は、仕口の加工をした後、座面の最終鉋仕上げ。完全に逆目を止めて仕上げます。


さらに、

その上で墨に沿ってバンドソーで切り抜き、鉋で墨に沿って周りを削ります。



座板の裏の仕上げ削り。後脚との仕口を合わせるため厚みを仕上げておきます。



後脚の仕口。ペティーワークに厚い刃を付けて、底取りをして落としたものですが、この底の切り口をご覧下さい。


使った丸鋸は、左右の毛引きと底取りの3種類の刃がついているのですが、毛引きの線も底の境も全くありません。
有限会社ヨシダさんの研磨技術のなせる技です。

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