木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

作品展目前

2009-09-17 23:30:31 | 木工
作品展を目前にしてやっと作品が完成。
一つは神代欅の四方棚


これはその仕口 框と上桟の接合部です。


普通の平ほぞを使いました。できるだけほぞを長くしたいのでほぞの先を留めにしています。

数年前、四方卓子を制作した時は



三方留めにしました。框の太さは前回も今回も約25mmです。
平ほぞは三方留めに比べたらきわめて単純ですが、この単純な構造で材を割らずにしかもしっかりほぞを効かせる、という点ではむしろ難しさがあります。


糊を付け、棚板を嵌め、ほぞを痛めないようにあてうまを使って軽く叩いてほぞを差します。


両側面を嵌めて、ハタガネで固定。


塗装は蜜蝋ワックスを使いました。
その向こうはソファ-。
こちらは、ゴムハンマーでがんがん叩いてほぞを嵌めました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最後の追い込み | トップ | 「一木一優」作品展が始まり... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

木工」カテゴリの最新記事