木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

雛飾り

2012-02-11 21:11:04 | その他
仕事を終え家に帰ると、雛人形が飾られていました。


この雛飾りは今年始めてお目見え。
昨年秋、婆佐羅さんで見つけ、その可愛さに妻が購入したものです。
元々狭いわが家では、置き場所が無いので木目込みの親王飾りだけを飾っていました。
ところが、このひな人形はすべて揃っていて、七段飾りに匹敵します。




それが、自作のレコードプレーヤーの上にすべて納まってしまうミニサイズなのです。
しばらくレコードは掛けられませんが・・・。

雛人形をみると、子どもの頃の春を待つ信州の情景が浮かんできます。
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五稜箸 研ぎ完了

2012-02-09 22:47:54 | 作業動画

240番の耐水ペーパーから始まった五稜箸の水研ぎが600番まで完了。やっと下地ができました


こうして1膳ずつペアーにして研ぎ、仕上げていきます。



40膳の箸をすべて研ぐのに約5時間かかります。
さすがに一度にすべて研ぐのは大変なので、半分ずつ作業を進めました。



1本ずつ生漆を塗り、しばらく置いてから綿布で拭き取ります。



40膳完了。これからが漆を塗って拭く、いわゆる拭漆の工程になります。



今回使った漆はこれ。
浄法寺漆産業さんから注文していた生漆が届いたので早速使ってみました。
箸と椀に塗ってまず感じたことは、木地への吸い込みや延びが良いこと、それでいて肉持ちも良いようです。
また、乾きも良いようですが、現場で速く乾きすぎるということもなく、とても使いやすいという印象を受けました。
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隅錆

2012-02-04 21:35:53 | 
木地固めをした弁当箱に隅錆をしました。


隅錆と書きましたが使ったのは砥の粉をやや多めにした地です。
まず、地を隅に配り、



ヘラで隅に均して付けます。
このヘラはパテなどを埋めるための市販のプラスチックのヘラ。
檜のヘラのように地で減る事がないの中々良いですね。
隅錆は厄介な作業ですが、隅が丸く洗いやすくなるので食べ物の容器には必要ですね。



今回、丸めんぱの木地も使ってみました。
弁当箱以外にもいろいろな使い方ができそうです。



今日はお椀なども240番のペーパーで水研ぎして生漆を塗りました。
漆をしっかり吸わせたのでかなり黒くなりました。(写真ほどは黒くはないのですが・・・)
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五稜箸 研ぎ

2012-02-02 22:32:48 | 

木地の仕事が終わり、次は漆の仕事。


まずは五稜箸の研ぎ。
捨て摺りもすっかり乾き、240番の耐水ペーパーで研ぎました。




箸の先はこの時点で形を整えます。




一緒に作っている茶席用の菓子箸の先は太く平らに仕上げます。断面はもちろん五角形です。




研ぎが終わり水分が乾いたらまた生漆を塗ります。十分吸い込ませた後余分な漆はヘラで取ります。




今日は20膳が完了。



修理の五稜箸も完成しました。
半農おじさん、お待たせしました。近日中にお送りいたします。


コメント (2)
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