木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

天体ショー 第二弾

2012-06-06 21:31:48 | その他
先日の金環日食に続く天体ショーなのですが、金環日食ほどの期待感はなかったような・・・。
でも、次は105年後という事なので、カメラを引っ張り出して撮影に挑戦しました。



はじめは、雲に隠れたりしていましたが、そのうち雲も晴れ、



何とか撮影できました。
ちなみに撮影データは
カメラ CANON EOS7D  レンズ FE70-200mmF4LUSM +エクステンダーEF2×II
    F13 1/30秒  ISO100 マニュアルフォーカス 
 

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桐三段重ね箱 完成

2012-06-05 22:12:19 | 木工
一日の内で一番イメージが湧く時間帯、そんなの皆さんありますか?
私の場合、朝、目を覚ましかけた時(5~6時)なのです。
まだ半分夢の中のような気もするのですが、今している仕事、計画している仕事などのアイデアやインスピレーションがフッと浮かんでくるのです。

今朝もそうでした。

制作中の桐の重ね箱。昨日すでに内側にベルベットも張り始めていたのですが・・・。
寝ながら、「箱が深すぎるのではないか」という思いがフッと浮かんだのです。
改めて、入れる物を思い起こして見ると、やはり深い。という結論。
すでにできあがっている木地をどう切り詰めるか。
その工程を頭の中で思い巡らし、ついでに仕切り板のベルベットの張り方の変更も思いつき・・・。
だいたいイメージができたところで、また一眠り・・・・・いつもこんな具合です。
設計の段階で当然気が付いていなければならないことなのですが・・・。


今日の仕事はその実行から。

各段1~1.5cm浅くし、



全体の高さもだいぶ低くなりました。もちろん仕切り板も切り詰めました。


木地ができたところでベルベット貼り。

周りを貼り。



仕切り板に貼り。仕切り板の上端も貼ることは今朝思い付いたのです。



底は、両面にベルベットを貼った中敷き風にしました。
仕切り板も外せるので、こうしておけば長く使用して底のベルバットが痛んだ時、裏返して使えます。



これで完成です。



二段目は色違いの紺にしてみました。
Kさんお待たせしました。明日お送りいたします。

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桐三段重ね箱

2012-06-04 20:54:30 | 木工
大好きな箱の制作が続きます。
次は桐の三段重ね箱。
帯留めを入れたいと、東京のKさんから注文をいただきました。


木取りをした桐の板の鉋掛け。

で、

組立の終わった箱。こんなに簡単にできれば良いのですが・・・・写真を撮り忘れたのです。



こちらは裏。


重ねると、

一段ずつ別々に作るので、正確に寸法を合わせ、各隅を直角に仕上げるのがコツです。



箱の中には仕切りを付けます。仕切り板の上端は少し丸く仕上げました。



一段目の仕切り。

 

仕切りがすべて入りました。
帯留めだけでなく、アクセサリーなども入れられるよう、各段の仕切りの大きさを変えました。



天板は甲盛りにせず、大きく面をとりました。

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桑文箱 完成

2012-06-02 22:09:46 | 木工


渋出しの後、木賊、椋の葉で磨き、イボタ蝋をかけた部材。



組立て。箱が大きいので輪ゴムではなく、直角を確認しながらハタガネで固定しました。



組立が完了。



次は天板の甲盛り削り。
平鉋で削った後、豆鉋で整えます。



野籠部分は作理鉋で目違いを払い、



黒柿の覆輪を貼りました。蓋にも貼っています。



軽くペーパーをかけ、木地が完成。



続いて表の渋出しです。
内側に塗った石灰が少し濃かったので薄めの石灰で様子を見ながら調整しました。



乾いたら、石灰をブラシで落とし、まず、木賊で磨きます。
ペーパーとは違う艶がでてきます。



椋の葉で磨くと一層艶が上がります。



さらにイボタ蝋で磨きます。固いイボタ蝋を椋の葉でこすって取り、それで磨きます。



最後に布で磨いて仕上げます。



完成した桑文箱。
近々お送りいたします。




コメント (2)
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