Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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NICUやPICUの小児科医の待遇改善を。

2014-05-05 01:48:39 | 仕事・社会について
NICUやPICUの小児科医の待遇改善を。


悲しいニュースを聞いた。
小児医療の日本の拠点、国立成育医療研究センターが組織として壊れた。

ニュースで聴くより、おそらくは深刻だろう。おそらくシャレにならない。今残る現場の人々は地獄。
それに答えるように今から一ヶ月のうちに 国をあげて対応が行われなければ、日本の小児救急の未来はないだろう。

昔からおもう。
医師制度の矛盾。
必要な医師が足りず、そんなにいなくてもいい医師ばかりが増える。
しかも、必要な医師ほどなぜか待遇が悪い。

これだけ言われているのに
わかっているのに変わらない
それが現実

とうとうここまできてしまった。
最後の砦が崩れてしまった。

こんな事態にもかかわらず、詳細を隠そうとする。まぁきちんと情報公開請求をせずに記事を書くニュースもニュースだけどさ。
たぶんやっても出てこないかもな。

私自身役人として
もっと きちんと考えるべきだとおもう。制度の根底から変えるべき潮時だろう。

厚生労働省の高級官僚の皆様が、これを気に、どうか日本を変えてくれることを。
心から祈りたい気分である。


まぁ、たしかに
昨今のわけのわからない公務員叩きの連続と冷遇は、著しくやる気を削ぐんだろうけど。
まぁ、たしかに
政党というものが、不況のときの当たり前として、役人叩きをしているうちは、ダメなんだろうけど。

制度の根底から変える
いうのは簡単だけど、やるのは至難。
既得権との戦いだし、周りは足を引っ張る人ばかり、一つ綱渡りを間違えれば、足元を救われ協力者もろとも追い落とされる。

そんなリスクをしょってまで社会のために。そんな精神は今の扱いでは育ちにくいだろうな。
残念なことだ。
やはり政治がわるいのか。
やはり政治への無関心が悪いんだろうな。



以下、ニュース記事より抜粋


 小児医療の拠点である国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)で、小児集中治療室(PICU)の医師9人が一斉に退職し、4月初めから病床を減らして運用する事態が続いている。センターは、医師を確保できるめどは立っていないという。

 センターによると、PICUの責任者の医長ら医師5人が3月中旬、相次いで退職の意向を伝えてきた。別の非常勤医師4人も任期満了で、3月末に計9人が退職した。PICUの医師数は28人から19人になった。医長ら5人の退職理由についてセンターは「公表できない」としている。

 この影響で4月以降、PICUでは病床を20床から12床に減らした。ほぼ満床状態で、救急搬送の患者を受け入れられなかったことが少なくとも2回あった。医師が付き添って、別の病院に搬送したという。

 センターの総務部長は「深刻な状況になっており、申し訳ない。他の病院に医師を派遣してもらうよう要請している」と話す。ただ、小児の集中治療を担う医師は全国的に不足しており、病床を元に戻せる見通しはないという。


コメント
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