Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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水泳用義足の工夫

2015-06-25 00:31:58 | 義肢装具や関連のお話
プール用義足

毎年この時期になると思う。
義足の子供がプールに入るって大変だな。

だっとさ。幼稚園からずっと、学校で当たり前にプールはあって。当たり前にプール内歩行とかをまずはするような獲得目標になっているから、水中歩行ができないと授業参加かできない。

プールに入るときには水着。当たり前だけれど、普段より義足が目立つ。
いやでも注目を浴びる。

現在、水に濡れてもいい義足を処方してもらうと、殻構造義足ってのになる。普段使っているのが骨格構造義足。骨格部分に水に弱い部品が使われているからそうなるんだそう。

でもね。その殻構造義足、そんなにリアルじゃない。濡れても良い素材で滑らなければいい、くらいの割り切り方。そんな感じ。だから、正直言うとある意味たぶん、今くらいの年齢になるとたぶん娘さんなどは嫌がりそう。そんな気がしてしまう。そこまで考えてはくれないのだ。

我が家は残念ながら、役場が認めてくれず処方はされていない。だから、錆びる部品を含む骨格構造義足のお古を改造して使う。
これがまた大変で。毎回めげそうになる。
(^^;;

そもそも、水に入ることを想定していないから水に弱い材質がカバーになっていたりして、「防水しないとボロボロになってきますよ」と言われるんだけれど、そんなに簡単に完全防水は無理。
プールの水深は1.2mくらいかな。水圧もかかるから、生半可なやり方では水が入る。
毎回悩むんだよね。

今回もそう。
一回めはビニール袋とテープにしてみた。
残念ながら失敗した。
二回目は特注の大きな風船を使い足部を丸ごと包んで、さらにその口元をゴムで縛ってみた。防水になるだろうか。

プールの授業があるたびに、分解して乾かして。組み直すたびに悩んで悩んで工作。
いったい何回、繰り返しているんだろう。
もうわかんないくらい。

今日は娘さんが発熱して早退。
次は金曜日で良くなりました。
うまく防水できるかな。
手間も材料費も、考えたり材料探したりする時間もたくさん。
なんか、こうして学んだ知識を書き留めたくなりますね。

ブログを続けているのも、そうした思いから。私のあがきでも、同じ立場の人の役に立つかもしれないもの。

うまくいくといいな。
こうして改善しながら、次回の義足作成へ。
次こそはもう少し手間を省けるようにしたいと思うと、義足の部品が変わる。
いつまでたってもチャレンジし続けなきゃいけないなぁ。(^^;;
うーむ。







コメント
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