conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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七夕のころ

2010-09-10 00:33:00 | 日記
あえて『闘病記』としないで『病棟記』にした振り返り日記も、タイトルが示すようにメリハリのない内容を載せてきましたが、コマ落としで早々に退院させてやりたくなりました。
病気を介して主治医や看護師さんとの意思疎通ができて、思いもよらなかった治療に恵まれたことは、一重に恩寵によるものと、虚心にして喜び感謝しています。
出会いがどのような形で表れるか・・・七面倒な理屈は抜きにして、因果作用の表われだろうとは思うから、『謙虚に』を心がけているつもり。

7月に入ると参院選の期日前投票が7日に行われた。病棟のエレベーターで7階の特設投票所に行き、監視員の前で投票を済ませた。希望者だけ、ということで意外と少ない人数でした。
七夕の夕食は特別メニューでもなかったが、『笹の葉と月』を印刷した一片の手作りのグリーティングカードを添えていた。食事はテレビを見ながら粛々と食べていたが、食べ終わって隣のおばさんが話しかけてくる。

手術した方の耳を押さえて、『あなた痛くない?私痛くって…先生の治療中が一番痛いのよ』
いかにも痛そうに言う。「いや、でもね、痛いくらいの方が感度いいってことだし…」「治療中の一過性の痛みだからその時だけ我慢して・・・」答えるほうは無責任に聞こえるが、その通りなのだからおばさんも納得してくれる。

続けておばさんに言った「痛いから体が硬直するでしょう。するといっそう痛く感じるものね」「全身を先生に預けて、だらりと肩の力を抜けばいいと思う、」
だけどおばさんも女だから、緊張するのは当たり前なんだけれど。
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