疲れた時には甘いものを欲する。糖分が疲労回復を早めるからだろう。
畑作業を終えた後の風呂も、緊張した筋肉をほぐして爽快である。さらに熱燗の晩酌にあずかれば身も心もとろとろに溶けてくる。
この歳になっても(お爺さんですから)溶けているのはそこまで、、、
「ハイ!」、赤い小さな包みを目の前に差しだしたカミさんの白い手。
(ホウ・・・馬連他員!)義理とは言え悪い気もしない、と言うよりまんざらでもないホワッとした気分にさせてくれた。
であるから、「それじゃぁコーヒーでも淹れようか」と、それなりの反応は当然で亭主がサービスをする。
チョコレートの味はなかなかのものだった。コーヒーにはビターが合う。
カミさんの手も一緒に伸びて私と同じく3個食べた。
つまり、ようするに、食べたかったのです。毎年のことだからね。