conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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冬ざれの前に

2024-11-20 21:15:57 | 随想
今冬一番の冷え込みとあって、今朝の起床はなかなか布団から出られなくて寝坊してしまった。朝食の用意は自分の役目ではあるけれど、既に妻の手によって整えられていた。それでも就寝前と起床時に習慣となっているベッド体操の屈伸運動は欠かせない。お陰で体の動きはすこぶる(年の割には)いいのである。とは言っても寒さには弱い。重ね着に身を重くして、ぐんと気温が下がった晩秋初冬の奥多摩の風情を思いやっている。多摩の山々は紅葉が進んでいることだろう。五日市から奥多摩湖に抜ける高原の道では、重なる山間の樹木を前景にして、曲折する景観の展開に爽快な気分を味わっていた。山上から谷底へ敷き詰める黄金の彩りに、至福の時を手にしているのだ。今年はまだ、その景観を我が目におさめていない。時を手にしたいのだが未だ至っていない。
四季折々の宝物を手にしている我ら、日本列島の平和のど真ん中に居て大自然の恩恵を満喫している身ではあるけれど、一方世界を見渡せば住む家を壊され、寒中に身を晒して食に飢える人が居る。この理不尽な格差は何故に生まれているのか?この解を得るには、過去の歴史を旅しなければならない。

 奥多摩の高原に戻れば、登り口の数馬には温泉もあるけれど利用したことはない。多摩のあちこちに温泉があるけれど、入浴したのは五日市の「瀬音の湯」や日の出町の「つるつる温泉」くらいで、大方は自家風呂のゆったりした浴槽で足りている。
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