鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

あさりのこと

2014年04月10日 18時03分35秒 | Weblog
今日は午前中に三重県の鈴鹿水産研究室に行き、伊勢湾でのアサリの状況と鈴鹿沖での状況、そしてケアシェルを使ったアサリの取り組みをお聞きしました。午後からは、たまたまケアシェルを少し試している方の状況を見に行くということがあったので、実際に船上に同行させて頂きました。

いろいろ考察したものは後日まとめたいと思いますのでここでは感想を。

2012年から他地域で行われているケアシェルの取り組みは一定の成果が見られており、アサリがケアシェルを混ぜた砂の中に幼生が着床、生育も非常によいことがわかっています。鈴鹿もアサリの漁獲地として取り組むことは意義のあることです。今後の取り組みにおいては、ケアシェルを混ぜた砂袋をどこに置くことが適切かなど、鈴鹿で検証する取り組みをまちとして推進してよいのではないかと思います。
また、三重県の伊勢湾岸で鈴鹿はアサリにとって重要な位置づけであるようで、鈴鹿沖の貧酸素水塊がより深く沖にあるときから約2年後に松阪などでアサリが豊漁になるなどの関係性が見られるということです。その理由として、県内の他地域とは違い鈴鹿の漁師の方々は、アサリの漁獲制限を期間と一人当たり量とにかけており、おのことによってアサリの資源保護がされていることが考えられるということです。

これらのことから直感的に考えられるのは、鈴鹿にとってアサリは地域ブランド化できるのではないかということです。そのためにはアサリについて漁獲だけでなく、6次産業の視点と支援を組み合わせるコーディネートが必要になるということです。ケアシェルの件はもちろんですが、6次産業の部分についても担当課とやりとりを重ね、政策につなげるように活動しようと思います。
また別の視点として、ケアシェルの取り組みは海岸線部の小学校、北から長太、箕田、若松、愛宕、白子、鼓ヶ浦の各校で子どもたちによる環境学習の素材としても活用できると考えます。10袋ずつ取り組んで、成果があれば一部は食べ、残りをケアシェルごと放流するなどを繰り返すことが考えられるでしょう。

ともかく、アサリは鈴鹿市にとって地域活性化の素材として可能性があると思います。

※補足:船上の様子です
コメント
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