Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE104. デジタルペンの発色

2010年11月01日 | Kyoto city
 オリンパスペンを使用していると、発色のよいオリンパスブルーとともに、その補色であるイエロー系から茶系の色が強いことを感じさせてくれる。そうした傾向は、コダック・フィルムの発色を思い出させてくれる。ならば、もっとコダックの発色に近づいてゆけばと、私は思う。
 昔、海外に出かけるときに持参したコダクローム2というフィルムなどは、渋い発色であり、時にはフィルターを必要とするなど扱い方が面倒であったが、それでも、優れた発色をしてくれるフィルムであったことを思い出す。
 カメラの撮影モードも、エクタクローム調とかコダクローム調、あるいはモノクロのトライX調とか、表記してくれた方が解りやすい。だがデジタルペンは、そのように表記はしていない。従ってコダックフィルムの発色と類似しているかどうかは不明だが、冬になったら京都の街でも撮影してみようと思っている。
 それにしてもあの優れたコダックフィルムの名称がデジタル機材から消えてしまったのは、残念なように思われる。
 余談だが、最近大学の学生達が使う研究室に冷蔵庫を購入した。そのときの設置理由が、なくなりつつあるフィルムの備蓄と保管としたことを思い出した。いささか無理筋の理由だが、もちろん未使用の中判サイズフィルムなどが、冷蔵庫にストックしてある。
 そんなわけで、フィルム時代の面影を引きづっており、私は今でもスライドを多用して講義をしている科目が一つだけある。大変枚数が多くてデジタル化するコストが高いからだ。それに液晶プロジェクターは発色が大変悪いというのも、デジタル化しない理由でもある。

東洞院通、撮影日2010年10月17日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL9-14mm/F4-5.6
シャッター1/350,絞りf9.5,焦点距離9mm,ISO200,iFINISH
コメント
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