Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

最近のドローイングから129.

2014年12月10日 | drawing
 この頃のクロッキーは、足を描こうとして努力していた。足、特に足の裏というのが複雑な曲面で構成されており意外に難しい。だから、いつも描けないで課題としていた。
 足の裏は、人間が二足歩行をして体重を支えつつ地面と接する部分なだけに、微妙な形態なんだろう。そんな意味深な世界が足の裏にはある。
 それが猫ならば、なんとも不思議な柔らかさの肉球であり、結構これが可愛いのですね。次第に成長すると堅く、そしてひび割れていたりして貫禄がついてくるようだ。人間も同様で、足の裏に生き物としての歴史ありといいたくなるほどです。
 面と向かって見ることが少ない部分だけに、なかなか立体の組み合わさり方が複雑で、すぐには理解できない面構成のようだ。丹念に自分の足を観察していれば、やがては理解できるのかもしれないが。
 しかしこのプヨプヨした面が、どうして60kgの体重を支えられるのか、見れば見るほど不思議になる。ロボット工学では、先の歩行を予測しながらバランスをとるという話を聞いたことがある。結構自重をささえるというのは、難しいことだと思われる。建築なんかは、足に該当する基礎杭の部分なんか相当堅固につくるしなぁー。

クロッキー帳N020.
コメント
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