Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編100. 悪い虫

2014年12月23日 | Nagoya city
 大学のMacのなかにこんな画像があった。先日雨の晴れ間をぬってFuji FinePixS5で撮影したものだ。
 リバーサル・フィルムでいえばプロビアの写り方だ。レンズはカールツァイス。10年前の機材とはいえ、主にスタジオ用ではあるが、やはりプロユースの機材は違いますね。至極普通の樹木だが、一つ一つの描写が緻密で見応えがあるし、何よりも天空からの光と空気を感じさせてくれる。それは空間感にもつうじる。
 こういう機材で撮影していると濃厚なツァイスと淡泊なニッコールのレンズの違いまでわかるのは面白い。ディスタゴンだから当然マニュアル・フォーカス。重たいがいまだに手放しがたい機材でもある。2台のボディとツァイスのレンズ2本にニッコールの標準レンズをシステムにして、プリウスに積んででかける。大学に置き去りにしてある私物である。
 さてこのシステムにフルサイズのボディがあるとディスタゴンは25mmの超広角レンズとなり具合が良さそうだ。ニコンFやF3を使用している感覚かも知れない。となるとニコンD4か同じプログラムを搭載するDfのボディか。Dfのブラックボディ・・・、あしたAmazanでポチッとしそうだが、忙しいので多分踏みとどまるだろう。
 重たいシステムだから車がないと持ち出せない。そして撮影するときはおもむろにレンズ1本だけチョイスし、それで撮影できないシーンはあきらめるという割り切り方が必要だ。あるいは昔一時使用しその快感に浸ったことがあるコンタックスの幻影だろうか。それにしてもなんともいさぎよいシステムではある。オリンパスとは正反対のシステムというのも面白い。
 コンタックスの幻影に引きずられたツァイス+ニッコールのシステム、悪い虫がうずき始めた。

名古屋市平和公園
FUJI FinePixS5pro, CarlZeiss,Distagon25mm/f2.8
ISO100,露出補正±0,f8,1/180,Fモード,ホワイトバランス400%
コメント
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