ヒージャーがある山の頂上部に集落がある。集落の中心には井戸があり生活の要となっていた往事の様子がうかがえる。いまでは、集落というよりは一般的な住宅地だし、簡易水道が敷設されているために井戸は使われていない。
さらに住宅街の一角が、当時の共同用水施設が復元されて公園となっている。それが仲村渠桶川(なかんだかりヒージャー)であり、国指定の重要文化財となっている。そこには水場、洗い場、水浴び、その奥の小屋は共同浴場である。
さて今回の5日間の出張では、たまには使わないとまずかろうというので重たくかさばるフィールド調査用EOSシステムをわざわざ持参した。標準的に写るので、まさに調査用なのだが、レンズもボディもシャッター音もデけぇー事。車で移動しない限り持ち出せない機材だ。これでなくてもよかったか。
それに寒いかもしれないというので、上下のフリースも持参したし、車用に使用している靴も持参したし、ワイシャツなんか2枚もあった。なんだかんだで、リュック一杯の荷物となった。結局それらを使うことはなく持参しなくてもよかったものばかりだ。つまり1/3は不用だった。
だから旅のパッキングというのも老婆心から組み立てると過大となるから、ベストな方法は引き算だ。Tシャツとワイシャツは1枚あればよい、寒かったら重ね着、それでも寒ければユニクロにゆけばよい、靴はスニーカーを履いて行けばよい、EOSはハウジングの中に入れてあるE-M1で代用できる、ニコンAW130でもよい・・・、そんな具合に引き算すると、荷物は随分減るだろう。
今回は、一寸時間がありすぎて老婆心から旅のパッキングに失敗すると難儀だなということを痛感した。やはりいつものように時間のない中で、パッパとパッキングするというのが正解だ。
普段一寸シミュレーションのつもりで、パッキングを試みるというのも面白いかも知れないと思っている。
南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離16mm,露出補正-0.3EV,f3.5,1/50