朝起きて窓の外をみるとホワイトアウトしている。猛烈な寒波が視界を遮っている。冬真っ盛りだ。
アチキは朝一番の青森空港発、新千歳行きの飛行機で小樽に帰ってきた。なんでも青森空港は豪雪地帯にも関わらず飛行機の欠航率が格段に低いんだって。飛んだら50分、新千歳の鉄道が、動いたので小樽にたどり着いた。
・・・
翠「アチキー・・・、これじゃせっかくのお休みなのに何処も出られないよ!」
「で・す・ね。じゃあ家を暖めて房事に励みましょうよ!! 。」
翠「雪国の定番だなぁーー。」
「そとは寒波だから出られないですよ・・・。」
そういって翠に抱きついて首筋に舌を這わせ、それからインナーをはいで・・・。
翠はアチキの一物を握って勃起させようとしている。
少し緩いが入れてみようか・・・。
翠の足を担いで切っ先で触れてみると、翠の胯間は潤いつつある。
いつも潤って迎え入れてくれるところが嬉しい。
そのまま翠の胯間を撫でていると・・・
翠が骨盤をグイッと動かしてくわえ込んだ。
少ししまった潤んで膣に切っ先が吸い込まれてゆくみたいだ。
切っ先が翠の膣壁をなぞって潤んだ膣を這い上がってゆく。
翠が「ウウッ」と静かに喘ぐ。
きっとGスポットを通過したんだ。
温かい子宮口にたどりつくと二つの骨盤がピタリとくっついている。
翠の骨盤を少し動かしながら・・・
翠「ハアッ、ハァッ・・・」
軽い嗚咽がしている。
きっと少し細身の翠の骨盤のボリューム感の心地よさってあるんだろう。
翠の大腿四頭筋を支えながら、少し押したり引いたりしている。
翠「ハアッ、ハアッ・・・、うん、気持ちいいよ・・・」
しばらくそんな時間が続くと次第に精子がチャージされてくる。
翠の身体が少し仰け反る感じが視覚的に刺激してくれる。
切っ先が子宮口のあたりを捉えている。
翠の身体を抱え込むと、骨盤が開いたり閉じたりしている感じもする。
翠の息づかいが荒くなってくる。
翠「撃っていいいよ・・・」
二つの骨盤が一緒に上下している。
撃つか、じらすか・・・。
じらすと萎えそうな寒さが来ている。
翠の子宮めがけてコックの栓をひらいた。
二つの身体がビクビクし、やがて静かになった。
脱力感が漂う。
しばらく抱き合っていると次第に萎んでくる。
・・・
寒いから抱き合ったまま寝てしまったらしい。
眼が覚めるともう午後の遅い時間だ。
もう休日の半分ぐらい過ぎ去ったのか・・・。
窓が少し明るくなってきた。
もう寒波が通り過ぎたのだろうか。
いや、きっとこの寒波がこの冬最後だろう。
翠「夕方房ちゃんのお店でステーキを食べようよう。」
翠はスマホをつついて房ちゃんと話し込んでいる。
布団からはみ出た肩越しの後ろ姿に女を感じる。
・・・
小樽の寒波も通り過ぎた頃だろう。
それは曇天でも少し明るい小樽の街である。
もうじき冬が終わるだろう。