暑いフィリピンで昼飯を食べて「山のプール?。ええんじゃない!」と寝ぼけて言った記憶がある。
私は午睡していたら「さあ、レンタカーがきた。ゆくよ!」といって起こされた。手近のリュックをかついて外に出たら、アンフィーが調理道具を車に運び込んでいる。あら本当にゆくか。着替えも何も持ってこないけど、車に乗り込んだらぎょうさんの人間がおるではないか。まあ旅は大人数の方が愉しいし、どうせブラカンの高原だし・・、気分はお気楽だ。それでも水着をリュックに入れておいたのは正解だった。
夜高原のコテージについた。標高が高いので涼しい。こんなところがあったか。アンフィーはキッチン付きのコテージで夕飯をこしらえ、みんなで宴会だ。そのあとプールへゆくという元気な輩達ばかりだ。
テラスハウススタイルのコテージとは言え1階はダイニングで、2階が寝室だ。4つのベッドに15人が寝る。これは山小屋の泊まり方だ。それよりはましだな。ベッドにあふれた輩はマットを借りてきて床に寝ていた。もちろんレンタカーの運転者も一緒だ。
短い時間だったけど、涼しい体験がではきたのは幸せだった。親族達がこぞって飲み食べ遊ぶ。親戚は多い方が愉しい。この土地の今のレジャースタイルなのだろう。