Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak397. ガジェット的撮影機材で撮した画像

2019年07月10日 | diving

画像(1)


画像(2)

 

画像(3)

 

画像(4)

 

 画像(5)

 

 今日は、つまらない話をしよう。それは一寸ガジェット的撮影機材ニコンW300で撮した画像を比較してみた。

 トップのホワイトチップの画像は、撮影画像にphotoshopでレベル補正とトーン補正を施したもので、撮影時に近い状体だ。 画像(2)は、これにphotoshopで自動のトーン、コントラスト、カラー補正を大いに施したもので被写体の形は明確になるが、目では見ていない光景だ。画像(3)は撮影画像そのものであり、画像(4)は画像(3)のマダラトビエイの部分を拡大した。これら4枚の画像には、すべてシャープをかけてブログ用に横幅1024pxに縮小している。画像(5)は撮影画像そのものを未加工でアップさせた。

 画像(1)(2)をみるとピントがあっていない。画像(3)(4)は、ピントが合っておらずブレているうえに被写体だけ拡大すると形態が曖昧になっており、小さなイメージセンサーの限界を超えていることがわかる。ガジェット的撮影機材の限度といってよい。画像(5)は、合焦の焦点である画面中央にダイバーを捉えたが、コントラスト検出方式機材の限度を超えているためかピントがあっていない。水中の視距離もこのダイバーがいる20m程度であるから、水中で望遠はマクロ以外には使い道がない。つまり不用に等しい。

 どちらも、鮫だエイだというので、すかさずレンズを向けたが、ワンプッシュで連写への切り替えができないし、ピントも合っていない。一体アウトドアで何を撮影しようとして開発されたのか、まったくもって開発意図が意味不明な機材だ。

 さてガジェット(gadget)という言葉の意味をさぐった。

 Wikでは、「一般に道具、装置、仕掛けのこと。マイクロソフトが開発したウィジェットエンジンの一つ(略)・・・、デジタル家庭電気製品のうち、デジカメや携帯電話、携帯ゲーム機などの目新しい小型電子機器」と記述がある。手元の小さな英和辞典で引くと「ちょっとした装置、小道具、装備品」とあった。つまり本筋で使うツールではないが、脇役的小物といったらよいか。

 だからガジェット・プロダクトは、本気でつくられたものではない、本格的に使う場面では不足を感じさせてくれる間に合わせ商品と解釈してよい。ただし高性能の電子部品に依存しているので性能はそこそこにはある。気がつくとそんなガジェット・プロダクトで現代の私達の身の回りが固められている。

 ダイビングでも、そんなガジェット的玩具ではなく、本格的に使える撮影機材が欲しいところだ。

 「本格的な撮影機材なら沢山あるでしょう。EOS5やSONYαやニコンD800にはハウジングがあるでしょうよ!」。そんな反論が帰ってくるだろう。それらの機材をハウジングに入れ2灯のライトにバランサーをつけると、10kg程の大きさになる。もちろん水中では浮力があるから重さは気にならないが、軽く振り回すどころではなく下手すると静物ぐらいしか撮れない。

 まあそれはダイビングのことなので置いといて、ここでは私達の身の回りの相当の部分がガジェット的玩具で埋め尽くされているのではないか、ということを書きとどめておきたい。そうした典型例がスマホ。これ一つで本当に生活ができると思っているのだろうか。少なくとも3次元の空間やリアルな経験がすべて省かれることになるわけだけど、あなたはそれでよいのですか!?、ということだ。

 さて、そろそろガジェット的玩具ではなく、水中で本格的に使える軽量でハウジングレス撮影機材が欲しいけどな。


 追伸

 このブログ2月24日にアップさせた画像を再度あげておきます。

 7月8日夜の京都祇園花見小路の火災で焼失したのは、この樹木があるところを含めて奥行き(右手)方向に3軒が消失しました。もちろん伝統的建造物群保存地区内ですから建物は古いニュースでは、飲食店のダクトから燃え広がったと報じていたので、おそらく調理時のとても小さな火種が油で汚れきったダクトの中に入り込んだダクト火災でしょう。もちろんダクト内には防火ダンパーが入っていますが、調理で発生した大量の油が溜まっていて、この汚れでダンパーが作動しなかったと思います。

 ダクトは危険な存在だということです。そんな例を挙げれば無煙ロースターを使う焼き肉店。しかも従業員はすべてアルバイト。しかも雑居ビルの上層階なんていわれたら、多分これからも、そんな雑居ビルでダクト火災を起こす可能性はありますね。どんなにお肉が安くて美味しくても、そんなところで安心して食事をする気分になれますか。

 マンションなどではダクトを横引きして、天井裏の配管でキッチンの煙を外に排出します。だから調理の油が溜まりやすいところでもあります。だから場合によってはガスレンジの小さな火種がダクトに入ったら火事に発展する場合もあります。そんなダクトの中なんて建設以来誰も掃除をしたことはないと思います。現代建築の盲点かもしれません。

 祇園の火災は、ダクトやキッチン回りの掃除はきちんとしておくべきだということの教訓だと私は思います。昔はそんな煙突掃除屋さんがいたのですが、また復活するでしょうか。

 

沖縄県慶良間諸島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.9,1/80

2)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.6,1/80

3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/250

 

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