昨日はブリヂストン美術館に出かけましたが、前回行ったのは学生時代ではないかと思うので、約40年ぶりのこと。ブリヂストン美術館の所蔵作品には印象派のものが多いですが、私はルノアールに代表されるようなボケボケの描き方の絵が苦手なので、ずっと再訪することなくきてしまいました。現在開催中の「筆あとの魅力」と題された展覧会では私の好きなクレーの絵も展示されており、他にもいくつかのお気に入りの絵に出会えるのではないかと思い、出かけた次第です。クレーの作品はもちろんよかったですが、藤田嗣治も好きな画家で「猫のいる静物」は、いかにも藤田らしい作品でお気に入りに加えました。近代日本の洋画は全体的に私には魅力に乏しいと感じていましたが、藤島武二の絵にはなにか波長が合う感じがあって、特に画家の没年に描かれた「港の朝陽」は小品ですが、強いイメージを発しているように感じました。他にデュフィの「オーケストラ」は半ば抽象とも言えるものになっていて見ていて楽しい作品。印象派はどうも、という中にあってセザンヌはちょっと別格でヴィクトワール山を描いたものは存在感があって、お気に入りに加えるかは微妙ですが、気になる作品。
美術館の後は銀座のリコーギャラリーで開催中の「ペンタックスK-5ⅡSの世界」と題する写真展を見ました。K-5ⅡSは私が現在使っているK-5からローパスフィルターを取って、より解像度を高めたというのが売り物のカメラですが、B-1のサイズのプリントでも画像はとてもシャープなもの。これまでA3ノビまでのプリントしかしたことがありませんが、APS-Cサイズのカメラでも相当な潜在力を秘めていることを感じる展示でした。
美術館の後は銀座のリコーギャラリーで開催中の「ペンタックスK-5ⅡSの世界」と題する写真展を見ました。K-5ⅡSは私が現在使っているK-5からローパスフィルターを取って、より解像度を高めたというのが売り物のカメラですが、B-1のサイズのプリントでも画像はとてもシャープなもの。これまでA3ノビまでのプリントしかしたことがありませんが、APS-Cサイズのカメラでも相当な潜在力を秘めていることを感じる展示でした。