カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

台北故宮博物院展

2014-08-05 | 美術
 先日上野に台北故宮博物院展を見に出かけた。
 
 思ったほどの混雑ではなく長い行列を作って見るということはほとんどなく比較的見やすかった。目玉になっていた翠玉白菜はもう帰ってしまったので見ることはできなかったが、瓶の内側に仕込まれた金魚が動く磁器や「人と熊」などの玉の名品がたくさん見られた。書の作品の価値は私などにはなかなかわからないが、刺繍の作品の見事さに見とれてしまった。13~14世紀の制作にも関わらず保存状態がよく鮮やかな色彩が保たれていて精緻な表現が随所に見られて感嘆した。展示点数が多いので結構時間がかかったが、せっかくなので日本館で開催中の鎌倉時代の仏像も見に行った。こちらは撮影可の作品も多く気に入った仏像などを撮ってきた。
 仏像で一番のお気に入りだったのはこの仏像。
 
 こちらは獅子がとても立派。
 
 厨子に描かれた絵は創造力豊か。
  
 仏像展以外でもいいものがたくさんあって眼福。柴田是伸の蒔絵で描かれたマガモ。写真ではうまく伝わらないが匠の技に見入ってしまった。
  
 「春日鹿曼荼羅図」は16世紀の作。動物が好きなので動物が描かれているものには目がいってしまう。
 
 なんとも楽しい花園の中の2羽の兎という絵柄の皿。
 
 浮世絵のところまでやってきたところで閉館時間となったので、館外にでるとまだ夏の太陽がギラギラと輝いていた。
 帰宅後、撮ってきた写真をTVに映してもう一度作品を味わった。縦位置の写真は大きさが今ひとつだが、横位置の写真は細部まで見えて楽しめる。

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