カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

川越②

2014-07-21 | あちこち
 川越城本丸御殿は前回来たときは修復工事中で閉館していたので、今回やっと見ることができた。一部とはいえ本丸御殿が当時のまま残っている所は全国でも数少ないという。江戸から明治になったときに城を取り壊さずにそのまま残していたなら日本の世界遺産の数は一気に増えたのだろうが。
 
 本丸御殿のそばには川越博物館があり、前回私は見ているのだが、他の同行者は入ったことがないということで入館した。写真は建前の際に使われた供え物など。展示替えはほとんどないようで展示物は記憶に残っているものばかりだった。
 
 川越といえば街道沿いに蔵造りの家々が並ぶ街並みで知られている。
 国籍はわからないが外国からやってきた観光客。政府は観光客2000万人を目指しているが、2000万人と言わず3000万人でもそれ以上でも目指してほしいものだ。日本を知ってもらうことが日本の平和にも繋がってゆくだろうと思う。
 
 
 きつねが彫られたうどん屋の看板。
 
 埼玉りそな銀行はクラシックな洋館造り。
 
 書き忘れていたが、喜多院では鷹がいて盛んに鳴き声を発していた。寺内の大きな杉の木の方角から聞こえたので、その杉の木のどこかに止まっているのではないかと思う。距離があったので姿は確認できなかったが、恐らくオオタカかツミではないかと思われた。喜多院周辺に緑が多く残されている証拠だろう。

 昨夜はやはりしばらく動かしていなかったレコードプレーヤーを回して、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタをヴァルター・バリリ(ピアノはスコダ)の演奏で聴いた。このレコードには何度も針を落としていない。というのも1950年代のモノラル録音なので音質がよくないからで、この時代の録音独特の歪んだヴァイオリンの音が気になってしまう。そんなわけでこの演奏を聴くのは恐らく20年ぶり以上だったろうが、演奏そのものはいかにも典雅なもので、月並みな言い方だが古きよきヴィーンの香りが馥郁と感じられるものだった。このところはデュメイとピリスの演奏で聴いていて、新しい録音だから音質はもちろんいいし演奏も素晴らしいものだが、この演奏には一音も聞き逃してはならないという意識をかきたてるようなところがある。これに対してバリリ盤はもう少しゆったり聴いていいんだよと語りかけているような感じがした。 

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