カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

ナツアカネ

2007-10-22 | 町田の谷戸
 秋なので、やはり赤トンボの写真をお見せします。ナツアカネとしましたが、間違っていないかやや不安です。
 この時期になると、さすがに赤トンボはもう少なくなりました(この写真は14日撮影)。この日はオニヤンマも悠然と飛んでいました。

 それにしてもトンボの飛翔能力というのはすごいものですね。急加速、急上昇、急激な方向転換と思いのままに飛んでいます。飛んでいる虫を捕らえるのは朝飯前といった感じです。

 さて私が加わっているグループが写真展を開催いたしますので、ご興味がありましたらご覧いただければ幸いです。
 「里山写真クラブ作品展」と言い、31日から11月5日まで開催。10時から6時まで。期間中休みはありません。普段はともに活動しているわけではなく、年1回の写真展にグループとして展示しています。
場所:「かなっくホール」(横浜市神奈川区民文化センター)JR東神奈川駅または京急仲木戸駅下車1分。

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北アルプス遠望

2007-10-21 | あちこち
 昨日、今日と職場の同僚と信州に行ってきました。昨日は清里フォトアートミュージアムに行き、西村豊さんの写真展を見ました。ヤマネを撮ったもので、さすがに長い年月に亘って取り組んでこられただけに見応えがあり、また、ヤマネへの愛情が感じられるものでした。

 清里フォトアートミュージアムもずっと行ってみたいと思っていた所だったのですが、やっと念願がかないました。このミュージアムの造りも素晴らしいものでした。

 翌日は車山、霧が峰、八島が原湿原、諏訪湖と回って帰ってきました。写真は霧が峰から見た北アルプスです。
 素晴らしい天気になり、朝早いのでヘイズも少なく鮮明に撮れました。ここからは、八ヶ岳、南アルプス、富士山も望むことができ、まさに大パノラマを堪能しました。

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カメバヒキオコシ

2007-10-19 | 町田の谷戸
 ちょっと舌をかんでしまいそう名前ですが、昨日のアキノタムラソウと同じシソ科の花です。高さはアキノ・・・より少し高くなるようですが、花の大きさはほぼ同じ、形も似ていますね。派手な感じはまったくなくて、少し寂しささえ覚えるような印象です。

 昨日図鑑の話をしましたが、この冨成さんの図鑑は新書版のサイズで、1ページに1種類の植物の写真を大きく載せ、植物の説明と撮影場所、撮影データなどを添えるという形式の編集で、当時としてはこれだけ写真を中心にした図鑑は珍しかったのではないでしょうか。
 この図鑑がでたのは1974年でしたが、今50~60代の方は、この図鑑を手にした方が少なくないのではないでしょうか。
 
コメント (2)
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アキノタムラソウ

2007-10-18 | 町田の谷戸
 アキノタムラソウ(シソ科)は高さ60cm位になり、茎に沿って写真のような花を階段状に何段にもわたって咲かせます。花の大きさは1cm程です。
 秋の、とは言っても夏のうちから咲いていますが、紫の花色は秋の風情を漂わせていますね。他の季節にも紫色の花を付ける花はありますが、秋にこそ紫の色が相応しいように感じます。しばらくすると咲き始めるリンドウの花も青紫です。

 私が植物に関心をもち、写真を撮り始めたころに買ったのが、冨成忠夫さんが山と渓谷社からだされた「野草ハンドブック」でした。春、夏、秋の3巻に別れていてハンディサイズだったので、バッグに入れ放しにして使っていました。
 冨成さんは植物写真の第一人者として、著書も沢山だされましたが、多くの若い写真家が冨成さんに師事して、現在、植物写真家として第一線で活躍されています。
コメント (4)
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捗ってるかな

2007-10-17 | 町田の谷戸
 家族総出で天日干しの作業をしています。

 11月中旬になると田圃は、すっかり切り株だけが残る姿に変わることでしょう。
そうなると谷戸の景観に欠落感を抱いてしまいます。
 しかし、その景色にも次第に慣れたころ、今度は雑木林の紅葉が始まるのです。

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ゴンズイの実

2007-10-16 | 町田の谷戸
 ゴンズイ(ミツバウツギ科)の実が沢山なっています。赤く見えるのは皮の部分で中の実は真っ黒です。実がなるまでは目立たない木ですが、実をつけるととても目に付きます。
 
 先日ラヂオを聞いていたら、今年は山の木の実がブナを始めとして豊作だと言っていました。だから来年は子供が沢山生まれるのではということでした。

 山の木の実というと、熊が食料不足で里に下りてきて射殺されるということを、すぐに連想してしまいます。今年は豊作だというと射殺される頭数も少なくて済むでしょうか。
 このまま里に下りてきた熊は殺すという対応をとっていると日本の熊は絶滅するという話を聞いたことがあります。
 狭い国土で工業化が進んだ先進国でありながら、野生の熊が生息するという世界に誇れる風土をもつ国、日本。いつまでもそういう日本でありたいと強く思います。
 

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オケラの花

2007-10-15 | 町田の谷戸
 なんとも渋いですね。いかにも秋の花という感じ。この花の名はオケラ(キク科)といいます。花の直径は10数ミリといったところ。
 秋はやはりキク科の花が目立ちます。この日も他にカシワバハグマ、コウヤボウキ、ヨメナなどキク科の花がたくさん咲いていました。

 田圃はまだ稲刈り前というところもありますが、もう済んだところの方が多くなっています。
 
 モズも増えてきて高鳴きの声が聞こえ、縄張り争いをして2羽が追いかけ回している場面にも遭遇しました。
 エナガは7,8羽の群れで雑木林のなかを採餌しながら移動しています。この時期はもう家族単位では行動していないのでしょうか。それともこの7,8羽は今年生まれた子供たちを含む家族なのでしょうか。そういえば、随分昔にエナガについて研究者が書いた本を読んだことがありますが、この本にはこうしたことも述べられていたかもしれません。

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シュレーゲルアオガエル

2007-10-14 | 町田の谷戸
 今日は町田の谷戸へ。曇りでしたが、調度よい気温で快適でした。

 このカエルはシュレーゲルアオガエルと言います。アマガエルと似ていますが、アマガエルにはある、目のところを横切る黒い線(鳥だと過眼線と言いますね)がこのカエルにはありません。

 それにしてもなんて可愛いんでしょう。あらためてよく見ると本当に目が大きいですね。手前にボケて写っているのはノハラアザミの花です。
 この子はまだ2cmもあるかないかという大きさでしたが、大きいのは4cm近くになります。
 
 カエルというのは意外に外敵に鈍感なところがあって、この子も大接近しても逃げずにじっとしていました。一度、レンズを少し乱暴に動かしてしまったら、さすがに警戒して少し後ずさりしましたが、じりじりと1mmずつという感じでゆっくりと後ずさりする様子もとても可愛かったです。

 今日は偶然、20数年前に探鳥講座で指導していただいたことがある、著名な野鳥写真家の方にお会いし、先日のハイタカとの遭遇のことを話したり、ツミのことを尋ねたりしたところ、ツミは東京や神奈川などでは夏鳥とのお話でした。したがって、前回の私のツミについての説明は間違っていましたので、訂正させていただきます。

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ミゾソバの花

2007-10-13 | 町田の谷戸
 ミゾソバを少し離れて撮るとこんな感じ。昨日花の大きさを書き落としましたが、一つ一つの花の大きさは3ミリほどしかありません。
 
 我が家の猫の額ほどの庭には、狭い庭には明らかに不釣合いな大きさの金木犀があって、この数日間芳香を放っていましたが、先日の夜、家の前を通りかかった2人の娘さんが金木犀の真下まで来て、いきなり金木犀の存在に気づいたらしく、見上げて「わっ、すごい」と、少し大きな声をだして驚きの声を上げていました。こうしたときは家の主としては少し誇らしいような、うれしい気持ちを味わいました。
 
その金木犀ももうピークを過ぎ、香りもだいぶ薄れてきて、いよいよ秋本番を知らせているようです。

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ミゾソバ

2007-10-12 | 町田の谷戸
 ミゾソバ(タデ科)は調度この時期に咲いています。名前のとおり湿った所を好む花です。
 花は小さいので遠目にはあまり写したいとは思わないのですが、ぐっと近づいてよく見ると、つぼみはまるで金平糖のようで可愛いですし、花弁はガラス細工のような透明感があって、なかなかどうして捨てがたい花です。
 花の色の濃さには結構個体差があり、写真の株は色が薄いですが、赤に近い株もあります。

 こんな小さな花でも昆虫たちには貴重なエネルギーになっているらしく、様々な蝶や蜂が蜜を吸いにやってきます。ただ、アゲハチョウの姿は見たことがないので、大きなアゲハチョウには小さすぎててこずってしまうのかもしれません。

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