カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

ヤブムラサキ

2007-11-08 | 町田の谷戸
 10月31日にはガマズミの実を取り上げましたが、このヤブムラサキ(クマツヅラ科)も秋を彩る実として欠かせないものです。花は6~7月に小さな薄い紫の花を咲かせ、10~11月に実を付けます。高さは2~3メートル位。

 ムラサキシキブと同属ですが、町田のこの谷戸ではほとんどが、ヤブムラサキの方です。紫式部の名前をもらっているわけですが、確かに枝ぶりもガマズミより繊細ですし、実の色がなんとも奥床しいですね。

 ヤブムラサキもガマズミも谷戸ではよく見られる樹種です。また、どちらの実も秋から冬にかけての野鳥たちの貴重な食料となっています。

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コウヤボウキ

2007-11-06 | 町田の谷戸
 これまでにオケラ、カシワバハグマを取り上げてきましたが、いわば3兄弟的な存在のコウヤボウキ(キク科)です。花がよく似ていますね。花の大きさは1,5センチくらい。
 コウヤボウキのコウヤとは高野山に由来しています。冨成忠夫著の図鑑の解説によると、高野山ではこの枝で箒をつくっているとのこと。

 今年はどんぐり(コナラ、クヌギの実)が豊作のようで、雑木林のなかの道を歩いていると、一歩一歩どんぐりを踏みながら歩を進めるという感じです。

 昨日で写真展が終わりましたが、額を外して何もない展示パネルを見るといつものことですが、一抹の寂しさを覚えます。そして、また来年度に向けてのスタートを切ることになります。

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食卓のヒラタアブ

2007-11-05 | 町田の谷戸
 ノハラアザミの花にヒラタアブが集まって花粉をなめていました。撮影前はもう少しいたのですが、カメラを構えている途中で、2,3匹逃げてしまいました。
 朝の内は曇っていて、気温が低かったので、昆虫の姿はほとんど見えなかったのですが、晴れてくるとみるみる色んな虫たちが活動し始めました。
 
 アブなどというと刺されて怖いと思う方があるかもしれませんが、実に平和的な生き物で攻撃性は持っていません。

 ノハラアザミは花が大きいので、蜜や花粉が多く虫たちにとっては願ってもないエネルギー源になっているようで、入れ替わり立ち代り様々な虫が集まってきます。
 
 この日はヤマカガシの姿も見ましたが、そろそろヘビの冬眠も近いのではないでしょうか。

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写真展

2007-11-04 | 写真
 今日は私たちのグループの写真展の受付として、1日会場に詰めました。
 他のメンバーと3人で、来場された方への応対などで8時間がそれほど長く感じられませんでした。ご来場くださった皆様ありがとうございました。
 明日が千秋楽。これまでより飛躍的に多くの来場者を数えることは間違いありません。
コメント (4)
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谷戸秋景色

2007-11-04 | 町田の谷戸
 桑の木の黄葉が始まっていました。周辺の草むらはすっかり秋です。草むらと言いましたが、元は田圃だったのです。耕作が放棄されてだいぶ年月が経っているらしく、田圃の面影はあまりありませんが、田圃であったことは間違いありません。この谷戸は一時、まったく田圃が消えていたのですが、2年前から一部復活しました。
 
 私はこの町田の谷戸に20年あまり通っていますが、一帯が保全地域に指定されているため、大きな変化はありません。しかし、植物の盗掘など人為的な影響はやはり皆無ではなく、少しずつ変化はしています。

 盗掘により、植物が減っている他、飼い鳥の放鳥により、本来は野生状態ではいなかったガビチョウが繁殖して完全に定着していることや、気温の上昇により、南方系の蝶が普通に見られるようになったことなど、少なくない変化が見られます。

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訂正

2007-11-03 | 町田の谷戸
 ジョウビタキの次は、メジロ。最後は、ハシブトガラスです。

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イヌタデ

2007-11-03 | 町田の谷戸
 谷戸の秋がだんだんと深まってきました。とは言っても東京の木々の紅葉はまだ先、今月下旬まで待たねばなりません。しかし、草紅葉は始まっていますし、花々はすっかり秋モードです。
 
 イヌタデ(タデ科)が今が盛りとばかりに咲いていました。ホワイトバランスをオートで撮ったら、ちょっと青味がかった色調で雰囲気のある写真になりました。この後、太陽光に設定した撮りましたが、見た目の色はこちらの方が近い感じでした。デジタルカメラは、色温度を変えて撮れるところもフィルムとの大きな違いです。

 鳥の方もジョウビタキの鳴き声が聞こえて、冬鳥のシーズンがやってきました。これから続々と冬鳥たちが谷戸に姿を見せてくれることでしょう。
 今日、見聞きできた鳥たちを挙げてみましょう。
 コゲラ、アオゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、カワラヒワ、ホオジロ、ジョウビタキ、mrジロ、ヒヨドリ、モズ、コジュケイ、スズメ、アオサギ、ハシブツガラス。以上、15種でした。

 

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ヤクシソウ

2007-11-01 | 町田の谷戸
 ヤクシソウ(キク科)の花は、谷戸ではよく見られますので、この花を撮らずして秋を越せないと言ったら言い過ぎですが、やはり、撮っておかないとどうも落ち着きません。

 高さは条件によって随分差があって、低いものは30センチほどでもしっかりと花を咲かせていますし、大きいものは1メートルを超える場合もあります。花の大きさは1,5センチほどで大きくはありませんが、沢山の花を付けます。
 ただ、この時はよい所に花を沢山付けた株がなかったので、ちょっと花が少なくて寂しいですが、その代わりというわけではありませんが、後ろの方にジョロウグモがぼけて写っているのが分かりますか。花に集まってくる昆虫を捕らえて食べようというわけです。

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