多摩川台公園ではムラサキシキブ(クマツヅラ科)の花が咲いています。秋の実はとても目立ちますが、花の方はあまり目を惹きません。しかし、目を近づけて見るとなかなかどうして、という色の組み合わせ。風がややあったので、細い枝はゆらゆらと揺れてシャッターを切るのにずいぶん待たされました。
昨日はせせらぎ公園のシジュウカラの幼鳥たちの様子が気になり、10日ぶりに観察に行ってきました。まず向かったのは巣箱に出入りしていたシジュウカラの所。巣箱から少し離れて待っていると、親鳥が青虫を咥えてやってきたので一安心。この後、幼鳥たちを探すと、よく幼鳥たちがいた木から幼鳥とも成鳥とも違う鳴き声が聞こえるので、双眼鏡を向けるとやはりシジュウカラの幼鳥でした。人間で言えば声変わりということになりますが、もう幼鳥の鳴き声ではなく成鳥に近い鳴き方でした。しかし、言葉ではうまく表現できませんが、成鳥とも異なる鳴き声。30年以上も鳥を見ていますが、シジュウカラが完全に成鳥になる前の時期-亜成鳥というのでしょうか-にこのような声を出すことには気付きませんでした。継続的に追い続けて見ることで見えてくるものがあるのだなあと思います。もう1羽だけでいて、親鳥の姿も近くにはありませんでした。
写真は多摩川台公園でのもの。ハッセルブラッド風に正方形の画面にまとめました
写真は多摩川台公園でのもの。ハッセルブラッド風に正方形の画面にまとめました
ペアで休んでいるカルガモを撮ろうとしたところ、1羽が立ち上がって歩き始めて、この後田圃の中に入って行きました。よく街中では雛を連れたカルガモを見ることがありますが、この谷戸では雛鳥を見ることはまずありません。やはり、川や大きな池がないと繁殖は無理なのでしょうか。この田圃も今頃は田植えがされているかもしれません。先週の撮影。
用事で出かけたついでに東高根森林公園に寄って撮影してきました。ついでということなので、三脚はなし、レンズも90㎜マクロ1本だけという軽装備。あまり被写体が見つからないなかで、紫陽花の上にひょっこりといるバッタを見つけました。このバッタ、花の蜜か花粉かをひたすら食べていました。こうして見ると後ろ足がとても長いことにあらためて気づきます。鳥の方はシジュウカラの幼鳥の鳴き声とアオゲラ、コゲラの声を聞きましたが、全体的にあまり鳥の気配がありませんでした。
あまりアヤメ科の花には見えませんが、ニワゼキショウはアヤメ科で北米原産だとのこと。もう随分以前から咲いているので、花期の長い花ですね。この日は、もしまだ咲いていたならオカタツナミソウの花を撮りたかったのですが、こちらは早々に花期が終わっていて、一株だけ花を付けている株がありましたが、絵になるようなものではなく撮影を諦めました。種類によって、随分花期が違うものです。
ガクアジサイを50㎜F1.4レンズで撮影。50㎜レンズというと標準レンズですが、APS-Cのカメラでは75㎜準望遠レンズの画角に変わります。普段使っているズームレンズと比べるとファインダーが明るくてピントが合わせやすい。多摩川台公園で。
テイカカズラ(キョウチクトウ科)の花は少しねじれていて巴字形をしています。香りを嗅いでみましたが、香りはありませんでした。一部を切り取ってもこれだけの花の数なので、全体ではどれほどの数の花が咲いているのかと思います。少し満開を過ぎていて、花弁が茶色になったものが多かったので、傷みの少ないところを選んで撮影。