Zooey's Diary

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全盲の日本人学生、初優勝

2009年06月09日 | 社会
全盲の日本人学生、辻井伸行君が、アメリカのヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで
優勝したというので話題になっているようです。

私は、この人のお母さん、辻井いつ子さんが書かれた「今日の風、なに色?」という本を
以前読んだことがあるのです。
(そう思って本棚を探してみたのですが、見つかりませんでした…)
どうも綺麗な女性だと思ったら、この方はかつてアナウンサーだったのですね。
産婦人科医の夫君との間に生まれた長男が、全盲だと分かった時の絶望、
色々な面において、健常児よりも成長が遅いことの不安、
でも彼女が口ずさんだ歌を、2歳位の伸行君がおもちゃのピアノで弾いたことから
息子の音楽の天分を見つけ、母子でがんばってきた…というようなことが
書かれた本だったと思います。
それを読んだ時には、彼はもう天才ピアニスト少年と呼ばれていたようですが
遂に、こんな立派なコンクールで優勝するほどになられたのですね。
素晴らしい…

昨夜の「報道ステーション」の中で、いつ子さんが生電話で話されていましたが
「本当に、本当に、良く頑張ってくれました。
私の息子に生まれてくれてありがとう、という思いです。」
という言葉が印象的でした。
これだけの偉業が、簡単に成し遂げられる筈もない。
その言葉の陰には、気が遠くなるような汗と涙が込められているのでしょう。


私の息子に生まれてきてくれてありがとう。


そういえば、息子たちが生まれた時は、心からそう思ったのですけど。
もう長いこと、そんな思いを忘れていたような気がする。
日頃の彼らの態度を見る限りは、無理もないような気もしますが。

ちょっと反省。

辻井伸行君が優勝
コメント (2)
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