Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

人生で最も輝く時

2009年08月17日 | 社会
「週刊文春」をパラパラと見ていたら
「That's golden time!フォト&エッセイ募集」というカラーページが
目に入りました。
アリコジャパンが催しているもので
「年齢を重ね、人生が最も輝く瞬間を、アリコは”ゴールデンタイム”と呼びます。
何かを成し遂げた喜び、誰かと分かち合う幸せ、新たに挑戦する夢、
あなたの”ゴールデンタイム”にふさわしい人生とっておきの瞬間を
一枚の写真と短いエッセイに自由に表現して、ご応募下さい。」

大賞の商品は100万円の旅行券、という派手なものです。
しかも今年でもう第五回なんですって。
知りませんでした…

しかし、”人生が最も輝く瞬間”って
どんな瞬間だろう?
日々の暮らし中で、幸せを感じる瞬間は多々ありますが
人生で最も輝き、しかも写真に残せる瞬間って…
色々考えてみましたが、どうしても思いつかない。
敢えて言うなら、息子たちを産んだ瞬間かなあとも思いましたが
そんなの母親なら誰でも持っているものだし、
まだ”人生を重ねた”とは言えない時期だし。

一体今までの受賞作品はどんなのだろう?と検索してみたら
そのサイトが出てきました。
去年の大賞作品は、「キミヨばァちゃんと共に」という題の、山里の老夫婦との交歓の写真。
なんだ、こういうのでいいんだ…と思って更に見ていくと
「神様からのご褒美」という題の特別賞の写真。
この人は、末期のすい臓癌なのだそうです。
「笑顔を忘れかけていた主人の顔に、私はつま先で無理やり笑顔を作って、
それをカメラに収めました。」
のだそうです。

更に、銀賞の「私のゴールデンタイム」という題の写真。
骨盤内悪性腫瘍の13歳の息子さんの、病院での一コマらしい。
「抗腫瘍剤による化学治療を受けながら、親子二人、病室で過ごす日々です。
私たちを迎えてくれたのはあじさいの小径。息子の笑顔。
彼の笑顔を見る時、それが私のゴールデンタイムです。」


3年前に父を病気で亡くしているせいもあるのか、
やはりこういう写真に胸を打たれます。
あと、死の床のお父さんが愛犬と対面できたという瞬間の写真にも
泣けました。
重い、重い、「ゴールデンタイム」です…


「That's golden time!」
コメント
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