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Zooey's Diary

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イースター雑感「マグノリアの花たち」

2014年04月21日 | 映画

ニコラシャール銀座の「うさぎパフェ」

イースターというのは、キリストが死後3日目に復活したことを記念する祝祭で
キリスト教ではとても大事なお祭りのようです。
なんで年によって日にちが変わるのだろうと思ったら
「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」ということなのですね(Wikipediaより)。
日本では例によって宗教とは関係なく、
商業ベースで普及してきたようです。
お菓子屋さんの店先ではカラフルな卵や、こんな可愛いパフェなども。
イースターが終わってもこのパフェ、まだあるのかしら。

イースターと聞いて私が思い出すのは
映画「マグノリアの花たち」。
これは20年以上も前のアメリカ映画ですが、あまりにも感動してその後ビデオも観たりしたので
いまだによく覚えているのです。



アメリカ南部の小さな田舎町。
美しい娘シェルビー(ジュリア・ロバーツ)の自宅での結婚式のシーンから
話は始まります。
白いコロニアル様式の大きな家、そこに集まる家族や近所の人たち。
この町では、そこで生まれ育って結婚し、生涯を送るのが当たり前のことのようです。
なので近所の誰それの動向をみんなが把握している。
小さな美容院に女たちがしょっちゅう集まって髪の手入れをしながら
井戸端会議に花を咲かせているのです。
この日は結婚式のために、みなが目一杯のお洒落をするのですが
そんな中で主役のシェルビーが発作を起こして倒れてしまう。



美しい娘シェルビーは、誰もが羨むような幸せな結婚をするのですが
実は重い糖尿病を抱えていた。
医者や周囲の反対を押し切って子供を産むのですが、その後力尽きてしまう。
娘を失った悲しみで茫然自失となる母親(サリー・フィールド)が
近所の友人たちと泣いたり喧嘩したりしながら、どうやって立ち直っていくか…
近所の鼻つまみものの意地悪ばあさんをシャーリー・マクレーン、
上品な町長夫人をオリンピア・デュカキスが好演していました。

この映画の最後のシーンが、イースターでにぎわう緑の公園なのです。
子どもたちは夢中で卵を探し、美容院の若い娘が産気付き、
慌てて救急車を呼ぶ男たち、それを暖かく見守るベテランの女たち。
命が巡り、受け継がれてゆく様が力強く描かれていました。

そういえばこの映画の中で、灰色の巨大なアルマジロ型のケーキが出て来るのです。
灰色のアルマジロの身体にナイフを入れると
中から血のような赤いジャムがべっとりと。
あれは映画の世界の話だろうと思っていたら
その後アメリカのスーパーで同じようなケーキを見つけて仰天したのでした。



「マグノリアの花たち」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=22020
コメント (10)
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