テレ朝スクランブルがNHK模倣偏向報道実行
民主党代表選の争点は
①小沢一郎氏と菅直人氏のどちらが宰相にふさわしいか
②緊縮財政=国民生活より財政再建が第一
対
共生重視=国民の生活が第一
③対米隷属外交 対 自主独立外交
の三点である。
このなかで、もっとも微妙な問題、touchyな問題が③対米隷属外交の是非である。
戦後日本を支配し続けてきた米国は、米国に隷属しない日本の政権樹立を阻止しようとあらゆる手段を用いて行動している。
touchyな問題の象徴が普天間問題である。
9月1日の代表選共同記者会見で、普天間問題につていの質問が提示された。
小沢一郎氏は米国と日本国民の両者が納得できる解決策を検討する方針を示した。これに対して菅直人氏は日本国民の意思を無視して米国の言いなりで決めた日米合意を押し通す考えを示した。
この議論のなかで菅直人氏が二つの指摘を示した。
①白紙に戻すことは問題だ。
②小沢氏が幹事長時代に日米合意を決めたのだから小沢氏にも責任がある。
この2点を主張した。
これに対して、小沢氏は、
①白紙に戻すと言っているわけではない。
②幹事長時代は政策決定と党務は明確に区分されており、幹事長であった小沢氏は日米合意決定に関与していない。
ことを明言した。
②の点について補足すると、政策運営について幹事長が発言することを強く批判していたのが菅直人氏などの閣僚メンバーである。政策決定は内閣に一元化したのだから、幹事長は口を出すなとの主張の急先鋒が菅直人氏だった。
その菅直人氏が小沢氏は幹事長だったのだから、小沢氏にも責任があると発言するのでは、本当にあいた口がふさがらない。
菅直人氏は内閣に存在し、副総理でありながら、普天間問題は難しいということで、無関係を装っていた。このような狡猾(こうかつ)な行動、狡猾な発言に菅直人氏のフェアーでない人間性がよく表れている。
問題は「NHKニュース9」が、上記のやり取りを放送する際に、①、②のやり取りについて、②の小沢氏の発言だけをカットしたことだ。
②について菅直人氏の発言だけを放送すれば、視聴者は、小沢氏は自分に責任の一端があるのに、政府が決定した日米合意を覆す発言をしているとの間違った感想を持つ。
偏向報道を行う側は、まさにその効果を狙って、意図して、小沢氏の②の反論をカットしたのだと考えられるが、これほどマスゴミに対する米国の圧力が激しいことが分かる。これほど悪質な偏向報道はないだろう。
言うべきことを言うことを是とする視聴者はNHKに抗議の電話を入れて、このような偏向報道を行うNHKに受信料は払えないことを宣言するだろう。
NHKの偏向報道に倣ったのか、米国からの指令があったのか、テレビ朝日「ワイド!スクランブル」がまったく同じ放送を行った。
同番組は偏向放送局テレビ朝日のなかに辛うじて生き残る良心をかすかに示している。コメンテーターのなかにし礼氏、コメンテーターの川村晃司氏が公正な発言を示すことが多い。9月2日放送でも、川村氏が恐らくテレビ放送では初めてインターネット世論調査での小沢一郎氏完全優位を紹介した。
しかし、この番組が紹介した共同記者会見のVTRが、NHK報道とまったく同じように、小沢氏の②反論をカットしたのである。
代表選は小沢氏優位に進展しているが、マスゴミは偏向報道でサポーター票の誘導を懸命に行っている。新聞報道も正気の沙汰ではない。菅氏への露骨な投票誘導を行っている。国政選挙であれば明らかな選挙違反である。
マスゴミの不正報道、卑劣報道をしっかり監視し、悪質な情報操作で日本の進路を誤らされることを阻止しなければならない。