格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

米国債格下げを米国債売却根拠として活用すべし

2011-08-08 10:29:03 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

米国債格下げを米国債売却根拠として活用すべし




S&Pが米国国債の格付けを引き下げた。この影響が警戒されているが、金融市場はすでにこの情報を織り込んでいると思われる。
 
 そもそも、これまで、米国の国債が最上級に格付けされてきたことが不自然なのである。米国は巨額の財政赤字を計上し続け、しかも、その赤字を国内資金で賄えない状況を継続してきた。
 
 何度もドル危機を繰り返していたその主因は、米国が財政と経常収支の巨額赤字を計上し続け、米国債務の返済についてのリスクが強く意識されてきたからだ。
 
 このような構造を持つ米国国債が最上級の格付けを維持してきたのは、格付け機関が米国籍であったり、米国と強い関係を有してきたからに他ならない。
 
 そもそも、格付け機関の格付けなど現実の後追いの役立たずのものである。つい最近のサブプライム危機でも格付け機関が問題金融商品の格付けを引き下げたのは、問題が破裂してからだ。機関投資家はデリバティブ金融商品の格付けが最上級だということを根拠に、この問題金融商品に巨額を投入していたが、問題が破裂すると、格付け機関が後追いで格付けを引き下げ、そのことが価格暴落を加速させるというメカニズムのなかで、巨額損失を激増させたのだ。
 
 つまり、格付け機関の格付けなど、信頼できる代物ではないのだ。



日本政府が保有する1.1兆ドルの外貨準備。その大半を日本政府は米国国債で保有している。この巨額の米国国債は日本に何をもたらしてきたのか。
 
 本ブログで繰り返し指摘しているように、日本政府はこの外貨準備で巨額の損失を計上し続けている。自民党は民主党新政権が実行した子ども手当、高校授業料無償化、高速道路料金無料化、農家個別所得補償などを「バラマキ4K」と表現して批判しているが、自民党政権が生み出してきた巨額の為替損失をどのように評価するのか。
 
 国会が重大問題として取り上げるまで、私は何度でも繰り返す。本ブログでも「外国為替資金特別会計」のカテゴリーを設けてこの問題を取り上げてきた。
 
 2007年から2011年の4年間だけを考えても、外貨準備での為替評価損失は45兆円に及ぶ。4Kがバラマキで無駄だと言うなら、この為替損失はどうなるのか。
 
 45兆円は国民の血税をどぶに捨てる背信行為である。責任者はその責任を明らかにし、国民に謝罪する必要がある。
 
 今回の震災復興に際して、政府は19兆円の財政支出増加を提示した。しかし、被害の規模は極めて大きく、復興費用としては30兆円から50兆円の規模の資金が必要ではないかと思われる。
 
 その財源を論じているが、外貨準備での損失がなければ、そっくり現金でそのすべてを賄えたのだ。外為介入の権限は財務省にある。財務省は為替損失で45兆円もの基調な財産を吹き飛ばしておいて、どうして国民に復興税などの要求をできるのか。



いまからでも遅くない。日本政府は外貨準備の規模を最小に縮小するべきだ。償還期限を迎える米国国債を米国国債に再投資せずに円資金に転換して活用すべきとの意見もあるが、より迅速に行動するには、米国国債を売却するのがよい。これ以上、為替損失で血税をどぶに捨てないようにするには、これを急がねばならない。
 
 S&Pが今回、米国国債の格付けを引き下げた一因に、日本政府が米国国債を売却する可能性を認識し、それを阻止することにあるとの見方も成り立つ。
 
 米国国債市場の基盤が不安定であることを強調すれば、世界的な金融不安を引き起こしかねない日本政府による米国国債売却を阻止できると考えたというものだ。
 
 日本政府はこの格下げを逆に活用するべきだ。貴重な外貨準備資金を格付けの引き下げられた米国国債に過大に投入することはできないことを強調すればよい。
 
 米国は日本が米国国債を購入した時点で、米国国債の発行残高を帳簿上、消滅させているのではないか。つまり、日本政府が購入した米国国債の代金は、米国政府に納付された、日本の植民地税と米国が捉えている可能性だ。
 
 日本政府が購入した米国国債購入代金は、日本が米国に上納する植民地税だと米国が捉えている可能性だ。



S&Pが格付けを引き下げたのは、この状況で日本政府が米国国債を売却すれば金融市場の波乱が一段と拡大する。この状況で日本政府が米国国債を売却する勇気があるか。植民地の日本にそのような大胆な行動などとれるはずがない。これが米国の基本スタンスなのだ。
 
 対米隷属の菅政権、そして、自公政権に対米隷属を脱し、日本国民の利益を尊重する行動などできるはずがない。米国はそう高を括っているのだと思われる。
 
 日本は日本の意思を持たねばならない。米国は重要な友好国であるから適切に対応する必要があるが、日本が米国に隷属するいわれはない。日本は独立国として、どの国に対しても、主張するべきことを主張してゆかねばならないのだ。
 
 国会は、数千億円の子ども手当、高校授業料無償化、高速道路料金無料化、農家個別所得補償など、大きな意義を持つ有用な政策を批判する前に、45兆円の外貨準備為替損失を徹底的に追及するべきなのだ。
 
 私たちは操作されている情報空間のなかに身を置いているが、そのなかから真実を見抜いてゆかなければならない。





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オバマ大統領の、アメリカ政府の借金=債務上限引き上げを巡る、議会との攻防は、お粗末な演出である

2011-08-08 06:37:23 | オルタナティブ通信

オバマ大統領の、アメリカ政府の借金=債務上限引き上げを巡る、議会との攻防は、お粗末な演出である



前回記事「独裁者に、逆らった人間は、水、食料さえ買う事ができない」、より続く。


http://alternativereport1.seesaa.net/article/216861780.html



(前回より続く)




 前回、報じたように、アメリカ大統領命令により、アメリカ政府の全権力を掌握し、

事実上の、軍事独裁政権を確立する「権限」を持たされている、FEMA連邦緊急事態管理庁。

このFEMAの創立者ズビグニュー・ブレジンスキーが、オバマ大統領の「最高政策ブレーン」である。

もちろん、「緊急時」に発動される、このFEMAの権限を、「実働段階の軌道」に乗せるため、

オバマ大統領は、アメリカ国債のデフォルト=紙クズ化の危機を、議会との交渉の難航という形で、現在も「演出している」。

アメリカ政府の「債務上限の引き上げ」を巡る、オバマとアメリカ議会との交渉の「難航の演技」は、当然、FEMAのクーデターのための予行演習である。

余震が繰り返された後、大地震が来れば、市民はパニックに陥らず、暴動も起きない。暴動が起きなければ、FEMAによる、クーデターと市民の「鎮圧」は、安楽に可能となる。

そのためアメリカ国債の紙クズ化が、「来る、来る」と、狼少年の騒動が、今後、何度か繰り返されて行く。

シナリオ通りの、「オバマ大統領と議会との交渉の難航」である。

このFEMAの創立時の兵士達は、軍人ではなく、アメリカ最大規模の麻薬密売組織ニコラス・デューク一族のマフィアのメンバー達であった。

市民を殺害・脅迫し、アメリカ・ホワイトハウスを乗っ取り、軍事独裁政権を形成するのであるから、「正規軍ではない」。

デューク一族は、CIAが「表向き、手を出せない」、非合法活動=殺人・脅迫等を担当する、CIAの末端を担うマフィア組織である。

1950年前後まで、アメリカ国内では平然と黒人へのリンチが行われ、黒人を縛りクビにし、樹木に吊り下げる「儀式」が行われていた。

この黒人リンチ組織KKKの創立者が、デューク一族である。

黒人を皆殺しにし、アメリカを「白人だけの天国にする」と主張する、一種の純血主義を唱えるKKK。

このデューク一族が創立に深く関与した宗教団体が、「移民を排斥し、ノルウェーをノルウェー人だけで形成する」等と、アメリカ・ヨーロッパ各国で、純血主義=異民族排斥を主張する、キリスト教原理主義教会である。

昨今、ノルウェーで、デュークの「弟子」が、銃の乱射事件と、爆弾テロを引き起こした事は記憶に新しい。






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