格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

「菅政権は打倒せねばならない」原口一博氏本日講演

2011-04-13 06:11:36 | マスゴミ

「菅政権は打倒せねばならない」原口一博氏本日講演
『月刊日本』2011年3月号に
「菅政権は打倒せねばならない」
というセンセーショナルなタイトルの論文を掲載した民主党国会議員、元総務相の原口一博氏が『月刊日本』主催特別講演会に登場される。
 
特別講演会概要は以下の通り。
 
『月刊日本』特別講演会




 講師 原口一博 氏(衆議院議員)
 演題 危機の指導者とは(仮)
 場所 赤坂区民センター 第一会議室
港区赤坂4─18─13 赤坂コミュニティーぷらざ内
 日時 平成23年4月13日(水)午後6時~
 会費 1000円(資料代)




参加希望者は『月刊日本』
TEL03-5211-0096
まで問い合わせをしていただきたい。
 
 菅直人氏が民主党代表に就任し、内閣総理大臣に就任したのは2010年6月である。民主党を小沢-鳩山体制から、菅-岡田-仙谷-前原-枝野体制に変質させたが、民主党を支持する主権者国民の意思を踏みにじる実質的なクーデターによって権力を不正に奪取したものだった。
 
①対米隷属からの脱却
②官僚主権構造の打破
③政治権力と大資本の癒着排除
が政権交代に課せられた課題であったが、菅直人氏はこの三つの主要課題をすべて投げ出した。
 
 米・官・業・政・電の利権複合体による日本政治支配の構造に時計の針を逆戻しする使命を帯びてクーデタ-を実行したのがこれらの対米隷属勢力である。



菅-岡田-仙谷体制は民主党を私物化し、党中枢部から小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相に近い「正統民主党」勢力を一掃してしまった。
 
 そのうえで、2009年8月の総選挙で民主党が主権者国民と約束した主要な政権公約を片端から破壊する暴挙に進んだ。
 
 しかし、当然のことではあるが、この菅政権に主権者国民が鉄槌を下した。2010年7月に実施された参院選を菅政権は、菅政権に対する信任投票であると位置付けた。枝野幸男幹事長が応じた時事通信社インタビューにこのことが歴史の証拠として明確に残されている。
 
 この信任投票で菅政権が主権者国民から受けた審判は、「不信任」だった。
 
 その後も、菅政権はすべての選挙で惨敗を続けている。幹事長は岡田克也氏に代わったが、2011年4月10日の統一地方選前半戦では、与野党対決型の知事選で全敗を喫した。しかも、民主王国のひとつである岡田克也氏の地元三重県でも知事選で敗北を喫した。
 
 岡田克也氏は他人の責任は常に大声で追及するが、自分自身の責任問題になると、手の平を返して逃げの一手に転じる。まったく腹の座らない人物である。これほどの連戦連敗を繰り返した以上、自ら身を引くべきは当然だが、ポストにしがみつき、いかなる手段を用いてでも総理大臣の椅子を手中に収めたいとの、極めて低次元の発想にのみ縛り付けられているのも、菅直人氏そっくりである。
 
 民主党は党中枢を、もう一度「正統民主党」勢力に引き渡さねば再生はないだろう。もはや自民党とまったく差のない政策を掲げる、菅-岡田-仙谷-枝野-前原一派は、党から去って、自民党とでも公明党とでも一緒に暮せばよい。主権者国民の支持に応えられる民主党勢力は、「正統民主党」以外に存在しない。
 
 その「正統民主党」のなかで時代を担うと考えられる最有力候補の一人が原口一博氏であり、細野豪志氏である。
 
 本日3月13日の夕刻に、その原口一博氏の生の声を聞くことができる。万障繰り合わせて、原口氏講演会にご出席をいただき、第二平成維新を成就するための道筋を改めて考察いただきたい。




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たんぽぽ舎です。【TMM:No1053】

2011-04-13 06:01:12 | マスゴミ

たんぽぽ舎です。【TMM:No1053】
                        転送歓迎です

     ◆ 地震と原発事故情報 その38 ◆

       4つの情報をお知らせします。

1 事故評価 最悪のレベル7
2 原子力は即刻やめても困らない。小出裕章さん
           (京都大学原子力実験所)に聞く
3 たんぽぽ舎への投稿を紹介します。(箕面市より)
4 お勧めのホームページを紹介します。お役立て下さい。


★1 事故評価 最悪のレベル7

東京電力の福島第一原子力発電所で相次いで起きている事故について、
経済産業省の原子力、安全保安院は、広い範囲で人の健康や環境に影
響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準
(INES)に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げるこ
とを決定した。原子力安全・保安院は、福島第一原発の1号機から3
号機について、先月18日、32年前にアメリカで起きたスリーマイル島
原発での事故と同じレベル5になると暫定的に評価していた。レベル7は、
25年前の1986年に旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ
評価になる。
 レベルが引き上げられる背景には、福島第一原発でこれまでに放出さ
れた放射性物質の量が、レベル7の基準に至ったためとみられる。
 原子力安全・保安院は、12日、原子力安全委員会とともに記者会見し、
評価の内容を公表した。 (NHK朝のニュース)


★2 原子力は即刻やめても困らない
  小出裕章さん(京都大学原子力実験所)に聞く 分責・編集部

 原発震災から身を守る一番有効な対策は、原発地震を廃絶することです。
日本では現在、電力の約30%が原子力で供給されています。そのため、
ほとんどの日本人は、原子力を廃止すれば、電力不足になると思っています。
また、ほとんどの人は、今後も必要悪として、受け入れざるを得ないと
思っています。そして、原子力利用に反対すると「それなら電気を使うな」
と言われたりします。
 しかし、発電所の能力で見ると、原子力は全体の18%しかありません。
その原子力が発電量では28%になっているのは、原子力発電所の稼働率
だけを上げ、火力発電所のほとんどを停止させているからです。《原子
力発電が生み出した》という電力を、すべて火力発電でまかなったとし
ても、なお火力発電所の設備利用率は7割にしかなりません。それほど
日本では発電所は余ってしまっていて、年間の平均設備利用率は、5割
にもならないのです。
 原発にサヨナラするのに何の犠牲もいらない
 つまり、発電所の半分以上を停止させねばならないほど余っているわけ
です(図1省略)。
 ただ、電気は貯めておけないので、一番たくさん使う時にあわせて発電
設備を準備しておく必要がある、だからやはり原子力は必要だ、と国や電力
会社は言います。
 しかし、過去の実績を調べてみれば、最大電力需要量が火力と水力発電の
合計以上になったことすら、ほとんどありません(図2省略)。電力会社は、
水力は渇水の場合には使えないとか、定期検査で使えない発電所があるなど
と言って、原子力発電所を廃止すれば、ピーク時の電力供給が不足すると主張し
ます。
 しかし、極端な電力使用のピークが生じるのは、一年のうち真夏の数日、
 そのまた数時間のことでしかありません。かりにその時にわずかの不足が
生じるというのであれば、自家発電からの融通、工場の操業時間の調整、
そしてクーラーの温度設定の調節などで、充分乗り越えられます。今なら、
私たちは何の苦痛も伴わずに原子力から足を洗うことができます。
                  (人民新聞1408号より転載)


★3 たんぽぽ舎への投稿を紹介します。

 たんぽぽ舎のもなさんへ、
 いつも情報をありがとうございます。

箕面の市議会議員の増田京子です。
 マスコミにいちいち反応していたら身が持たないのですが、今日の読売
新聞に元原子力安全委員長の松浦祥次郎という人が、「津波を考えていな
かったわけではないが、予想よりはるかに大きかった。今回と同様の規模
の津波が過去にあったと警告する研究者がいるのを知ったのも最近のこと
だ」と言っています。
 思わず、「うそつけ!!」と新聞に書き込んでしまいました。
無視していただけじゃないですか。
平気でこんなことを言えるのですから、後何を言っても信じられません。

増田京子でした。

ますだ京子と市民のひろば      
            hiroba@paw.hi-ho.ne.jp
http://www.geocities.jp/hiroba96/
Tel&Fax 072-720-2962


★4 お勧めのホームページを紹介します。
お役立て下さい。

市民エネルギー研究所    http://www.priee.org/

地震学者 島村英紀さんのHP  http://shima3.fc2web.com/





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脱原発が真剣に論議されない不思議の国ニッポン

2011-04-12 18:50:56 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

脱原発が真剣に論議されない不思議の国ニッポン
福島原発の放射能放出事故は、国際原子力事象評価尺度における区分で米国のスリーマイル島原発事故のレベル5を上回り、チェルノブイリと同じ最悪レベルであるレベル7のに位置付けられることになるだろう。
 
 1号炉においては、すでにごく小規模の再臨界が発生していると見られ、今後の事態の推移によっては、格納容器が爆発し、原子炉炉心の核物質が広範に外部放出されることも考えうる。この場合には、チェルノブイリ事故同様に、原発から半径数百キロのエリアでの人間の居住が不可能になる。
 
 1号炉に窒素を注入する作業が行われたが、1号炉での水素爆発を回避するための作業であり、1号炉が予断を許さぬ状況にあることを示している。
 
 さらに深刻であるのは、1号炉が爆発すればすべての原子炉での爆発が誘発される可能性が高くなり、3号炉の放射性物質の大量放出が予想されることだ。3号炉はプルトニウム燃料を使用しており、体内蓄積により重篤な被害がもたらされるプルトニウムが大量に日本各地に放出される可能性が高まる。
 
 原子力発電所の事故は、これほどまでに深刻である。仮に1号炉の原子炉格納容器の爆発の事態が発生すれば、もはや発電所における人的な対応策をとることは不可能になる。6基の原子炉が隣接しているわけで、すべての原子炉が重大事態に移行する可能性が高く、高濃度放射性物質の大気への放出により、日本列島全体が深刻なレベルで放射能汚染されることになる。日本滅亡の危機が架空の話ではなくなる。
 
 これほどまでに深刻な事態が進行しているが、メディアで報じられる意識は、現実からかけ離れている。
 
 今回の事故は地震に連動する津波によって発生した。日本は地震国であり津波国である。大津波は歴史的にも周期的に発生しており、最近では1896年の明治三陸地震津波が記録されている。
 
 明治三陸地震津波では38メートルの津波が記録に残されており、この115年前の津波規模の津波に対応する原子力発電所設計を行うべきことは当然のことであった。
 
 福島原発が深刻な大事故を起こしたのは、当然備えておかなければならない自然災害への対応がおろそかにされていたためである。この意味で、今回の事故は100%人災であり、政府と東京電力は原子力事故について100%の損害賠償責任を負うことになる。
 
 日本は沿岸部に54基の原子炉を持っており、その多くがいまも稼働している。しかし、巨大津波が周期的に日本の沿岸部を襲うにもかかわらず、想定される最大規模の津波に対する万全の備えを行っていないのが現状である。
 
 今回、想定される最大規模の範疇にはいる津波が発生したが、この規模の津波に対する備えを欠いていたために深刻な事態が発生している。半歩誤れば、日本全体が深刻な放射能汚染地帯になるという、ぎりぎりの事態が発生しているのである。
 
 このことを踏まえれば、全国の原子力発電所の運転をいったん停止して、想定される自然災害等への対応が十分であるかどうかのチェックを一斉に行うことは当然である。



問題は日本の存亡、ひいては世界の存亡にかかわるものなのだ。
 
 電力会社と政府が「絶対安全」を強調してきた日本の原子力発電所だが、その現実は深刻な事故の歴史でもある。JOC東海村臨界事故、東電柏崎原発事故、関電美浜原発事故など、重大な事故を相次いで経験してきている。
 
「絶対」だと思っていても、この世に「絶対」はない。まして、115年前に発生した津波程度の津波への備えもしていないような人々「絶対」の言葉を信用するわけにはいかない。
 
 責任ある当事者だけに被害が及ぶのであるなら話は別だが、何の罪もない日本の民衆全体が放射能の地獄に突き落とされるような話に、国民が無関心でよいわけがない。
 
 結局、脱原発の方向に、舵を大きく切り直す必要があるのだ。
 
 金儲けのために原子力をフル利用しようとしていた電力会社は反対するだろう。
 
 原子力ビジネスで大金儲けを目論んでいた電気機械メーカー、ゼネコンは反対するだろう。
 
 原子力関連産業への天下り先を大量に抱える経産省や文科省は大反対するだろう。
 
 電力会社のメインバンクである日本政策投資銀行を天下り先とする財務省も大反対するだろう。
 
 原子力発電積極推進の旗を振ることで、金儲けを狙っていいた大学の御用学者たちも大反対するだろう。
 
 原子力推進企業と政府から膨大な広告料を得ているマスメディア=電波=マスゴミも大反対するだろう。
 
 原子力推進企業や政府からカネで操られてきた御用コメンテーターも大反対するだろう。
 
 原子力関連産業から巨大な企業献金を受け取ってきた利権政治屋も大反対するだろう。
 
 しかし、この国の未来を決める権利を持つ唯一の存在は、主権者国民である。一般庶民にとって、原子力が本当に必要不可欠なものであるのかどうかを考えなくてはならない。
 
 この世に絶対はない。大事故が絶対に起こらないとは誰も言いきれない。賢者は最悪を想定して遠くても安全な道を進む。なぜなら、それが、子や孫の世代に対する人間としての当然の責務だからである。
 
 今回の放射能放出事故を契機に、脱原発に大きく舵を切ることを、じっくりと検討しなければならない。その前に、まずは、リスクのある原子炉の運転をいったん停止するべきである。




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4.16デモのお知らせ

2011-04-12 18:18:03 | 国民主権

1万5千人集まったといわれる高円寺デモの情報源はMIXI、ツイッタという意見が多いようですね。また高円寺デモに関連するブログを見ると、私が通常
見に行く植草氏や山崎行太郎氏、日々坦々氏などのブログと違い、ロックやアニメなど遊び感覚のブログが多いようにも見えます。

そこで今回の4月16日デモの動員対策として、二見先生のメッセージ(下記)を皆さまに情報拡散して頂きたいと思います。私はいつも投稿しているブログ
やMLはもとよりツイッタ、Mixi、Facebook、阿修羅で情報拡散するとともに、若者のブログにも投稿してみようと思っています。(他に何か有
効な手立てがあればお教えください)

なお若者のブログは「高円寺デモ」等のキーワードで検索すればすぐ見つかります。

<以下、二見先生のメッセージ>

「菅首相の退陣、脱原発社会」デモにご参加を
誇り高き自由人 二見伸明

 4月16日(土)、「『脱原発社会』こそ究極の『共生国家だ」を理念に、その第一歩として、菅首相の退陣を要求する「脱原発社会を作ろう」デモを下記
のとおり実施します。

                  デモ要領

    日時  4月16日(土)午前11時30分集合、正午出発
    場所  明治公園(東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目 JR千駄ヶ谷駅下車3分)
    メインスローガン
        「脱原発社会を作ろう」
「菅首相は危機対応に失敗した責任を取れ!」
    デモコース
        渋谷を予定していますが、詳細は関係当局と調整中
    主催  「脱原発社会」デモ実行委員会(委員長:二見伸明元衆議院議員)

 私たちは東日本大震災発生直後から菅内閣、御用学者、マスコミに強い不信感を抱いてきました。彼らは、「想定外」という便利な言葉を多用し、「原発安
全神話」を守るだけでなく、自らの責任をも東電になすりつけようとしているのでは、と多くの人たちは疑っています。
 私たちは今回の大震災による被害は「人災」だと確信しています。陸前高田市など太平洋沿岸を襲った大地震・大津波は、発生時点では天災でした。しか
し、その後の措置は、まさに「人災」です。県や市町村が被災者救援・復旧活動になによりも必要なのは資金=カネです。被災者を「飢えと寒さ」から守るの
はカネなのです。3月28日、岩手県庁で記者団の質問に答える形で菅総理に要求した「被災した自治体が額と使途を自由に使えるような仕組みを考えてもら
いたい」との小沢一郎の発言は大震災対策の核心中の核心です。しかし、地震発生後、一か月経っても菅総理は無視し続けています。第一次補正予算の成立は
5月の連休明けでしょう。被災者は2か月以上、国の非情な仕打ちに苦しめられるのです。財源は、限度額20兆円の財務省債券を発行すれば、当座の資金の
やり繰りは可能であるにもかかわらず、です。「甚大な被害」は「天災プラス人災」なのです。
 福山哲郎官房副長官は「小沢さんのおひざ元で、いちばん被害が大きい場所に行って徹底的に(小沢を)つぶす。菅さんの大きさをみせつける」(週刊朝日
4.12)と言ったそうです。菅内閣の本質を端的に表していると言えるでしょう。

 「福島原発事故」は「人災」というよりも「人災の二乗」です。東電、政府、御用学者、大手マスコミは「想定外の事故」にしようと必死です。しかし、こ
の事故は「想定外」ではなく「想定内」です。石橋克彦神戸大名誉教授は、雑誌「科学」1997年10月号に「原発震災――破滅を避けるために」を寄稿
し、「原発震災」の恐ろしさを語っています。

「原発にとって大地震が恐ろしいのは強烈な地震動により個別的な損傷もさることながら、平常時の事故と違って、無数の故障の可能性のいくつもが同時多発
することだろう。特に、ある事故とそのバックアップ機能の事故の同時発生、たとえば外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しな
いというような事態がおこりかねない」「(核暴走を)そこは切り抜けても冷却水が失われる多くの可能性があり、炉心溶融が生ずる恐れは強い。そうなる
と、さらに水蒸気爆発や水素爆発がおこって格納容器や原子炉建屋が破壊される」

 3月16日付で内閣参与という菅総理のお伽衆になった小佐古敏荘東大大学院教授は、当時、石橋理論を「国内の原発は防護対策がなされているので、多量
な放射能の外部放出は全く起こり得ない」と真っ向から否定していました(世界5月号)。しかし、石橋理論は「福島原発事故」をズバリと予言しているでは
ありませんか。これを「想定外」というのであれば御用学者や大手マスコミの知能指数は相当に低いと言わざるを得ません。菅総理は原発推進論者なのです
ね。

菅総理の刑事責任を問う
この「人災」の根元は「原発安全神話」を振りまき、原発を推進してきた自民党にあるのですが、事故を拡大、深刻化させたのは、菅総理の事故対応の拙劣さ
だけでなく、原発緊急視察を始めとする無知によるパフォーマンスと失敗の連続です。官邸の態勢強化のために作ったはずの本部や会議がほとんど機能してい
ないのは、菅総理にトップリーダーとしての資質がないことを示していると思います。にもかかわらず、小沢の「燃料棒の溶解が前から指摘されていたが、保
安院や東電、内閣は明確な話を避けてきた」「国民や地域の皆さんに正直に話をして、理解を求めたうえで思い切った策を取るべきだ。このままズルズルと
いって汚染が広範囲に及べば、日本全体が無茶苦茶になる」という苦言には耳も貸しませんでした。これは菅による人災です。「自民による人災と菅による人
災」すなわち、「人災の二乗」です。
ところで、枝野官房長官の記者会見は「真実を隠しているのでは」との疑いが付きまとっています。また、総理の福島原発視察が被爆死など事故拡大の大きな
一因でありうる可能性があります。とすれば、政治責任のみならず、場合によっては、刑事責任も問わなければなりません。民主党は、検察審査会が強制起訴
したことを理由に小沢一郎を「党員資格停止処分」にしました。であるならば、民主党は菅総理を「罷免」するのが道理ではないでしょうか。マスコミが「こ
の非常時に総理を替えるのは良くない」「挙党態勢で」という俗受けしやすい「常識論」を耳にタコができるほど展開するのはなぜでしょう。

福島原発事故は、それまで「放射能は怖いけど、事故があっても100%大丈夫と国が約束しているし、新聞、テレビも大丈夫と言っているので、自分に『大
丈夫だってさ』と言い聞かせて、自分を納得させていた」私も含めて多くの人たちだけでなく、全世界に強烈な衝撃を与えました。私たちはこの狭い地震列島
に54基の大型原子炉を稼働させている現実に直面しています。そして、産業も私たちの暮らしも原発に深く依存しています。これから脱原発に舵を切ること
は大変な難事業です。強い政治指導力、国民の協力、経済・産業界の意志、安全な第3のエネルギー開発の意欲など、国家の総力をあげて取り組むべき課題で
す。国民に信頼されない現在の民主党政権や自民党では不可能です。

「危機を打開するには、何をどうやるか、よりも、何をどう一貫してやりつづけるか、のほうが重要」(塩野七生)です。政界再編も視野に、究極の「共生国
家」を目指します。(文責/二見)
                           (2011.04.11)





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たんぽぽ舎です。【TMM:No1052】

2011-04-12 06:03:55 | 国民主権

たんぽぽ舎です。【TMM:No1052】
                        転送歓迎です
     ◆ 地震と原発事故情報 その37 ◆
        6つの情報をお知らせします。
  1.芝公園・高円寺デモ
  2.高円寺デモ報告
  3.菅首相は2度と原発を輸出するな
  4.福島原発で再臨界の疑いが濃厚に
  5.『週刊現代』におススメ記事がたくさん
  6.4/12 山崎久隆さん「福島第一原発事故最新情報」
  7.ビデオ「牛乳が飲みたい!」の紹介
★1.日本でもようやく1万人超えか!芝公園・高円寺デモ
   -若者パワーがついに炸裂!~反原発高円寺デモに15000人-
 4月10日午後、「浜岡原発すぐ止めて!東京集会&デモ」(芝公園・約2000人)
に続いて、高円寺では「素人の乱」の呼びかけで反原発デモがおこなわれた。駅
近くの小さな公園には続々と人が詰めかけ、あっという間にぎっしり埋まり、歩
道まであふれかえった。それでも人の波は止まらず15000人(主催者発表)に達し
た。参加者の9割近くが20~30歳代の若者。それも「デモは初めて。ネットで知
った」という人ばかりで、「もう原発はいらない、何か表現しなければ」という
必死の思いにあふれていた。思い思いのプラカードや飾り、衣装、そして強烈な
音楽で集会デモはヒートアップした。多数の若者が一気に登場した高円寺デモは、
日本の社会運動でも画期的な出来事。素人の乱の松本哉さんは「何かが始まった。
いや始めなければ日本は滅びる」と記者に語った。また、ユースト中継も1万人
以上が視聴した。(M)
 ユニオンチューブ 5分55秒
 http://video.labornetjp.org/Members/akira/videos/0410demo.wmv/view
 ユーチューブ
 http://jp.youtube.com/uniontube55

★2.高円寺デモ報告
 活気有る商店街として知る人ぞ知る高円寺商店街「素人の乱」主催のデモに本
日参加してきました。駅の改札からものすごい人で、出発点の公園は道を知らな
くてもたどり着けるほどです。公園の中でのライブ後、デモ行進が始まりました。
私がたんぽぽ舎から預かった勉強会の案内や東電前アクションのビラはこの時点
ですっかりなくなってしまい、参加している人の何かしたい・情報があるなら欲
しいと言う姿勢がはっきり伝わりました。警察に交通整備をされながら、花、
「原発さよならいおん(ACのパロディ)」の看板、標語を書いたパネル、太鼓
などをそれぞれが手にしてゆっくり車道を歩きます。ところどころで「原発いら
ない」コール、斉藤和義の歌、サンバのリズム。最後尾に居た私は17時終了を大
幅に回る18時半に駅前広場に着きました。帰るのが勿体無いような、不思議な一
体感と熱気がそこにはありました。
 帰宅途中で都知事選結果を知りがっくりです、でも今日のデモに出てとりあえ
ずまったくの孤独というわけではないという感覚を得ました。ちょっとだけ日本
大丈夫かもと思えたのです。(S)
 
★3.首相は、謝意の前に、謝罪を!
   2度と、原発を輸出するな。
 「複数の政府筋が明らかにしたところによると、菅首相は、東日本大震災を受
けた各国の支援に対し日本政府として謝意を示すため、各国の新聞にメッセージ
を寄稿する方向で、調整に入った」(2011年4月11日 毎日新聞)震災では、日
本は130を越える国、地域から、民間レベルを含め様々な支援を受けており、
「国際社会に日本を代表して感謝の意を直接伝える必要がある」(政府筋)と、
判断しため、とのこと。
 民主党はもともと、連合を支持母体とし、歴代の自民党以上に原発政策を推進
しようとしていた政党。ベトナムとの間では、2021年の稼働を目指す2基につい
て、日本企業が建設を発注することが決まっていた(2011年10月)。これに関連し
て、ニャン副首相は29日に開かれた国会で、福島第一原子力発電所の事故はベト
ナムにとっても教訓になるとしたうえで、「地震や津波など最悪の事態も想定し、
建設場所や採用する技術を選ばなければならない」と述べ、地震や津波などへの
十分な対策を取ることを前提に、原発の建設計画を従来の方針通り続けてゆく方
針を示している(VIET JO:べトナムニュース 2011.4.11)。
▲菅首相は、謝意の前に、まずは日本の原子力事故を世界に「謝罪」し、「死の
 商人」であることから撤退するべきではないか。

★4.福島原発で再臨界の疑いが濃厚に 
  解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
 下記のサイトで、小出さんのコメントが出ていますので、お知らせします。
(要約)原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内
の放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。これは前
日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も上昇し
ているという。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射線濃度の急上昇に加え、原子炉の
温度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル
38という塩素が原子炉で発見されたことなどから、炉内で再臨界がおきている可
能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。小出氏は、水
蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違いの放射性物質
が流失する最悪のシナリオも今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き
次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。
ビデオニュース
ドットコムhttp://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php

★5.『週刊現代』におススメ記事がたくさん
 
 4月23日号の主な目次
 
 ▲再び爆発の危機 福島第一原発 もはや限界に近い
 ▲大量被曝する日本人 放射能汚染列島「20年後の発病」
 ▲必読「ひとつになろう」キャンペーンから「孫正義の義援金」まで
  「見えてきたこの国の本性」
 ▲原発の危険性を訴えたら、監視・尾行された
  迫害され続けた京都大学の原発研究者たち
 ▲隠蔽と捏造の繰り返し 原発の黒い霧
 ▲放射性物質をたれ流し 世界は日本をどう見ているか
 ▲都の「水質・大気」検査 放射性物質不検出にカラクリ
 ▲米国の原子力専門家たちは全く反対の意見なのに
  この被曝があと1年続いても安全と言えるのか
 4月16日号の主な目次
 
 ▲溶け出した福島第一原発「第3の恐怖」人類史上、初めての体験
  こんなズサンな「被曝食品」調査を信用していいのか
 ▲知らなければ対応できない 想定される「最悪の事態」
 ▲この危機に君たちは何をしているのか。「安全」というなら、原発ムラの科
  学者たちよ、現場(フクシマ)に行け!
  放射能が変えた人生 南相馬そして最終バスは出て行った
 ▲「もう原発はいらない!」私はこう考える
 ▲われらの義援金は誰に渡るのか
 ▲想定外!「プルトニウム放出」その意味
 ▲放射能まみれ 海は魚は本当に大丈夫なのか
 ▲放射能汚染列島の虚実 封印された「人体への影響について」

★6.4/12 山崎久隆さんが、
○放射能―低線量被曝の恐ろしさ
  ○福島第一原発事故最新情報
   を話します。 参加歓迎!
  日 時:4月12日(火)18:30~
  会 場:たんぽぽ舎
  参加費:500円
  劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークの総会を兼ねて実施します。
  主催:劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク
     連絡先:たんぽぽ舎内  TEL 03-3238-0056

★7.ビデオ「牛乳が飲みたい!」の紹介
 1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故による放射能は日本にも到達した。
そのとき、製作されたビデオ「牛乳が飲みたい!」(国産の牛乳に放射能汚染)が
You Tubeで見ることができます。3つに分割されています。
  http://www.youtube.com/user/gen20110401
───────────────────────────────
▲たんぽぽ舎からのお願い
 ・現在、たんぽぽ舎への電子メールが毎日200件以上届いていて、
  処理するのが大変です。パンフや書籍のご注文は、FAXの方が
  処理が早い場合があります。よろしくお願い致します。
───────────────────────────────
☆電子メール(Eメール)送ります
 たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を1日2回、パソコンへの
Eメールを発信しています。希望者はご自身のEメールアドレスと氏名
をたんぽぽ舎あてに送ってください。発信します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
  たんぽぽ舎      たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
             13:00~20:00のオープンです。
             日曜・休日は、お休みです。
   〒101-0061
   東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
   TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
   HP http://www.tanpoposya.net/
転送添付ファイルとして返信全員に返信移動ozawamasshi...OZMMLC

--- On Mon, 2011/4/11, ドラゴン <ryouhei_uchida@yahoo.co.jp> wrote:

4月10日午後、高円寺で反原発デモが行われ、参加者は7000人に達したそうです。
このデモの最大の特徴は参加者の9割近くが20~30歳代の若者で「デモは初めて。
ネットで知った」という人ばかりだという点です。

昨年来、我々が行なってきたデモは2000人が限界、参加者も殆んどが中高年者で
した。今回の二見さんの4月16日のデモでは、是非若者に呼びかけたいところです
ね。ところで若者はネットの何を見て参加したのでしょう?

阿修羅やジャーナルではないと思いますね。もし皆さんの息子さんや娘さんで、デモ
に参加した方や、そこらへんの事情を知っている方がおられれば是非、聞いていた
だきたいですね。

若者を集めるヒントがそこにあるような気がします。とにかく若者がその気にならな
ければ世の中は変えられないのではないでしょうか!
今回の高円寺デモは ツイッターによる呼び掛けが大きいと思います。
東電や保安員の記者会見のライブ放送はニコニコ動画などで放映されていますので、
その際に、高円寺デモを知った人が多かったです。

東電副社長 武藤氏の無責任な回答を見ている人は、腹が立って デモに行きたくなったのでは
ないでしょうか? 
詳細は 色々とネットに乗っています。
http://getnews.jp/archives/110107
この反原発の流れは全国で加速していくと思います。
ご参考まで。
友人よりー

> 若者は、完全にmixi、ツイッターで集まったんでしょう。
> 意外な力をもってるのはサーフライダーファンデーション。
> 世界規模ですが、日本支部は特に原発問題に力を注いでいるとおもいます。






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国民が生命を守るため政府を無視せざる得ない訳

2011-04-11 21:37:39 | 阿修羅

国民が生命を守るため政府を無視せざる得ない訳
政府は福島原発の北西に位置する福島県浪江町、飯館村などの1市2町2村について、「計画的避難区域」に設定することをようやく決定した。政府は域内の住民に対し、おおむね1カ月以内をめどに避難するよう要請する。
 
 福島原発の北西地域では震災発生直後から高濃度の放射線量が計測され続けてきた。
 
 本ブログでも
3月16日付記事
「末端労働者犠牲に原発責任幹部政府は逃亡の図式」
 
3月16日付記事
「放射線被ばくリスクを隠蔽して広報しない菅政権」
 
以来、この問題を記述し続けてきた。
 
 当初、浪江町で観測された放射線量は
100~330マイクロシーベルト/時
であった。その後も100マイクロシーベルト/時程度の放射線量が計測され続けた。
 
 マスゴミは、各地の「1時間当たりの」放射線量とレントゲン1回あたりの放射線量などとを比較し、健康に影響を与えない放射線量だと報道し続けた。
 
 しかし、住民は1時間だけ現地にとどまるわけではない。朝も昼も夜も真夜中も、現地に居続けるのだ。レントゲンと比較するなら、必ず、「1時間に1回のペースでレントゲンを撮り続けること」と比較しなければ意味はない。
 
 マスゴミの知的水準を示す事例である。
 
 1時間当たりの放射線量の健康被害を考える場合、この放射線量を1年あたりの放射線量に換算して考察することが必要だ。住民は、放射能に汚染された地域に「居住」しているのであり、避難すべきかどうかの判定をするためには、その地点に1年程度居住する場合の放射線量を考察しなければ意味がないからだ。
 
 1年間の放射線量は1時間当たりの放射線量の
24X365倍 8760倍
になる。
 
 これを、より分かりやすくするには、
400日間の放射線量に置き換えるのがよい。
1時間当たりの放射線量を1万倍すれば400日間の放射線量になる。
 
 原子力委員会は新たに、一般住民の場合、年間の被曝量上限を20ミリシーベルトとする方針を示した。
 
 20ミリシーベルトは20000マイクロシーベルトのことである。
年間の被曝量上限が20000シーベルト
に設定されると、
1時間当たりに換算した放射線量上限値は
2マイクロシーベルト
ということになる。
 
 福島県浪江町では、震災発生後、恒常的に
100マイクロシーベルト/時以上の放射線量を観測し続けてきたのである。その後も毎時数十マイクロシーベルトレベルの放射線量を観測し続けてきた。
 
 これらの地域が避難地域に設定されるのは当然のことであり、菅政権の対応はあまりにも遅すぎる。



原子力事故発生時に何よりも優先されなければならないことは、国民の生命、健康を守ることである。そのためには、「やり過ぎと思われるような対応」が必要なのである。
 
 枝野幸男氏は、「菅直人首相からは、『やり過ぎでもいいと言われるくらい安全の確保は最優先でやれ』という指示を受けている」
と述べたが、
「やり過ぎでもいいと言われるくらいの安全確保」
を主張してきたのは、本ブログを含む在野の批評家と、政治家では小沢一郎元民主党代表などである。
 
 菅政権は財務省の財政再建原理主義に汚染されて、避難が必要な国民に、放射能に汚染された地域にとどまり続けろと主張してきたのである。
 
 また、放射能に汚染された食物は、人体への影響を慎重に検討して、厳しい基準で摂取しないことを周知徹底させねばならないのに、菅政権は、放射能に汚染された食物をできるだけ積極的に摂取するように強制してきた。
 
 放射能汚染に対して警戒的に行動することを「風評被害を生む」との誹謗中傷を浴びせて弾圧する言語道断の行動を示してきた。
 
 政府の財政支出を節約することだけを優先して、国民の生命や健康をないがしろにする政府を信頼することが無理になる行動を示してきたのである。このなかで、国民が自分自身の安全確保のために慎重な行動を示すのは当たり前のことである。
 
 この政府は国民の生命や健康を第一に考えていない。このことを私たちは十分に念頭に入れて行動してゆかねば、自らの生命や健康を守ることはできない。





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天罰:抹殺されてしかるべきは検察の体質(田中良紹)

2011-04-11 19:00:16 | 阿修羅

天罰:抹殺されてしかるべきは検察の体質(田中良紹)
http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/383.html
投稿者 判官びいき 日時 2011 年 4 月 10 日 10:03:47: wiJQFJOyM8OJo


東日本大震災が起きたとき、石原慎太郎東京都知事は「我欲に縛られた日本への天罰」と発言して批判され、後に謝罪する羽目になった。私は地震や津波を天罰とは思わないが、福島原子力発電所で起きていることは天罰だと思っている。資源小国日本はエネルギー資源の大半を中東の石油と原子力に頼ってきた。1973年の第四次中東戦争で原油価格が高騰すると、日本はたちまち資源不足に陥り、高度成長を続けてきた日本経済は戦後初めてマイナス成長となった。

当時総理であった田中角栄氏は、遠い中東の石油に依存している体制を見直し、中東以外の地域から資源を獲得しようとした。ところがそれがアメリカの石油資本の逆鱗に触れ、ロッキード事件を仕組まれて失脚させられたという説がある。日本が中東への過度の依存から脱却しなければならない事は自明である。しかし今でも石油の7割以上が中東からで、だから現在の中東情勢は日本経済を痛撃しつつある。一方で中東から脱却するための資源として原子力の役割が大きくなった。日本はアメリカ、フランスに次ぐ数の原子炉を持つ原子力大国である。

日本の総電力量の3割を占める原子力発電は、地球温暖化防止の意味からも、将来は4割以上に引き上げられようとしていた。新たに14基の原子炉が建設され、原子炉の数でフランスを上回ろうとしていた。それが「国策」であった。しかしスリーマイル島やチェルノブイリの原発事故が世界を震撼させたように、いったん事故が起これば取り返しのつかないダメージを国家と国民に与える。安全の確保は至上命題である。とこが今回の事故で国と東京電力の安全意識が話にならないほどお粗末であることが明らかになった。

しかしそれはいま初めて分かったことではない。以前から問題を指摘されながら、国も電力会社もそれを無視し、安全を重視して対立した者を逮捕、抹殺してまでも「国策」を遂行してきた。その事に天罰が下ったと私は思う。1999年に茨城県東海村にある核燃料加工会社JCOで起きた臨界事故は、本来は容器の中で混ぜ合わせるウラン溶液を人がバケツで運んでいたため量を誤って臨界状態になった。作業員3人が被曝し2名が死亡した。日本の原子力産業で初めて死者が出た。

JCOは刑事責任を問われ、業務上過失致死罪や原子炉等規正法違反などで有罪となったが、なぜ危険な溶液を人がバケツで運んだのか。JCOが国の管理規定で決められた装置を作らずに「裏マニュアル」で作業していたのは何故なのか。そして安全審査を行っていた国は、JCOに装置がない事や人がバケツで運んでいることを知らなかったのか。とてもJCOだけが裁かれる問題とは思えなかった。

するとある官僚が教えてくれた。JCOに仕事を発注していた動燃も安全審査を行う科学技術庁も知っていて見て見ぬ振りをしていたのだと言う。何故なら国が決めた通りにやればJCOは経営が成り立たない。だからバケツで運ぶのを黙認していた。日本には法律通りにやると赤字になる事業がいくらでもある。官僚は普段は見逃し、自分に責任が及びそうな時だけ摘発する。そして事故が起きても官僚には責任が及ばない。それが日本の仕組みなのだと言った。

国と東京電力に逆らって原発の安全性を追求した前の福島県知事・佐藤栄佐久氏は、06年に東京地検に逮捕された。三重県に本社のある水谷建設から賄賂を貰いダム工事への便宜を図ったというのが逮捕容疑であった。JCOの臨界事故によって国は内部告発を奨励する制度を作った。知っていて見て見ぬ振りをしていたのだから表面を取り繕っただけのことである。案の定、2000年に東京電力福島原発の内部告発文書が経済産業省の原子力保安院に寄せられると、保安院は立ち入り検査をするどころか、告発内容を東京電力に教えてやり、告発者の氏名まで流した。

02年、2年間放置されていた内部告発が佐藤栄佐久氏が県知事を務める福島県庁に送られてきた。それを県が公表した事で東京電力福島原発の点検記録改竄の事実が明るみに出た。大問題である。東電の会長、社長ら経営陣5名が引責辞任に追い込まれ、03年には東京電力のすべての原発を運転停止して検査や修理を行わざるをえなくなった。

佐藤前福島県知事は安全性を求めていったんは了解していたプルサーマルについても凍結の立場を鮮明にしていく。原発応援団の自民党とも東京電力や経済産業省とも対立を深めていった。ところが04年になると、佐藤氏の弟の会社の土地を水谷建設が割高の値段で買ったという記事がメディアに出始める。06年7月に東京地検が脱税容疑で水谷建設会長を逮捕、それから佐藤氏の弟、そして佐藤氏も逮捕された。弟の会社の土地取引が収賄に当たると言うのである。

佐藤栄佐久氏が書いた「知事抹殺」(平凡社)によると、佐藤氏の弟は検事から「佐藤知事は日本にとってよろしくない、抹殺する」と言われたそうだ。それが何を意味しているのか。佐藤氏は「福島県民の安全を考えて数々の原発事故隠しやデータ改竄などの問題に対応していたら、日本の原発がすべて止まった。結果として国を一時的に窮地に追い込んだことは事実だ」と書いている。

佐藤氏はダム工事への便宜供与を全面否定したが、一審で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。それを専門家は「事実上の無罪判決」だと言う。おかしな司法感覚が通用する国である。一審判決に不服の佐藤氏に下された二審判決は懲役2年、執行猶予4年だが、一審で7千万円余とされた収賄金額はゼロと認定された。収賄金額ゼロの収賄罪というのも珍しい。

「国策」に逆らう者を検察が「抹殺」する歴史がこの国にはある。石油の中東依存を見直そうとした田中角栄氏はロッキード事件で東京地検に逮捕された。アメリカの石油資本の逆鱗に触れたからだという人がいるが、それならこの国の「国策」の第一はアメリカに従属することである。また原発の安全性を求めた福島県知事も東京地検に逮捕された。原発推進がこの国の「国策」だったからである。そしてその「国策」が国と電力会社の緊張感を失わせ、日本のエネルギー政策を窮地に陥れた。まさに天罰が下ったのである。

佐藤栄佐久氏の事件で贈賄側になった水谷建設は小沢一郎氏の「陸山会事件」にも登場する。ダム工事で便宜を図った見返りに秘書が裏金を受け取ったと言われるが、もし水谷建設が佐藤氏の事件と同様の役回りなら、日本の政治は検察によってとんでもない打撃を受けたことになる。国民主権をないがしろにする検察こそ日本にとってよろしくない。抹殺されてしかるべきは検察の体質である。
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/04/post_254.html#more




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地方選大敗の連赤民主菅岡田氏は辞意公表すべし

2011-04-11 17:51:36 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

地方選大敗の連赤民主菅岡田氏は辞意公表すべし
統一地方選で民主党が大敗した。知事選では北海道、東京、三重の三都道県で与野党対立型選挙になったが、すべて民主党が推薦する候補が惨敗した。
 
 2009年8月に総選挙があり、歴史に刻まれる政権交代が実現した。主権者国民の主権者国民による主権者国民のための政府が初めて樹立された。
 
 問題は、民主党内に対立する二つの勢力が存在していたことである。
「正統民主」と「悪徳民主」=「連赤民主」である。
 
官僚による政治支配
大資本による政治支配
米国による政治支配
から脱却することが政権交代の目的であり、「正統民主」はこの道を目指して進むはずだった。
 
 ところが、「米・官・業・政・電」利権複合体=悪徳ペンタゴンは、主権者国民政権を破壊し、再び悪徳ペンタゴンによる政治支配を回復しようと、新政権発足直後から激しい政治謀略を仕掛けてきた。
 
 普天間問題での鳩山政権攻撃と小沢一郎元民主党代表に対する政治謀略の展開である。
 
 この流れのなかで、2010年6月2日のクーデタ-が実行され、政治権力が主権者国民の手から悪徳ペンタゴンの手に奪われてしまった。
 
 民主党を軸とする政権とは言っても、2009年8月に樹立された政権は「正統民主」による政権だったが、2010年6月以降の政権は「悪徳民主」=「連赤民主」による政権であり、その基本性格がまったく異なる。
 

日本の独立
著者:植草一秀
販売元:飛鳥新社
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「悪徳民主」が政権の軸になって以降、民主党は選挙で全敗している。2010年7月の参院選は菅直人首相・枝野幸男幹事長が菅政権に対する信任投票であると位置付けた選挙だったが、この選挙で菅政権は主権者から「不信任」の審判を下された。本来は、この時点で内閣総辞職が求められた。
 
 しかし、菅直人氏は不当に首相の座に居座りを続けており、いまなお辞任する姿勢を示していない。
 
 その菅政権が統一地方選でさらに大敗を喫した。もはや地方議会で民主党は風前の灯である。菅直人氏は辞任の道筋をはっきりと示すべき段階にいたっている。
 
 民主党が選挙に全敗しているが、全敗しているのは「悪徳民主」=「連赤民主」であって「正統民主」ではない。もう一度「正統民主」の政党を立ち上げる必要があるのだ。



菅直人氏は首相の座にしがみつくために自民党に大連立を申し入れたが、自民党に拒絶された。
 
 理由は二つある。
 
 第一は、自民党が、いま大連立を求めなくても、次期総選挙で政権を奪還できると考えていること。
 
 第二は、いま大連立が実現すると、大連立に反対する主権者国民勢力が、反民自公勢力として結集する恐れが高いことである。そうなると、悪徳ペンタゴン対主権者国民の対立の図式で二大勢力体制が確立される可能性が高まる。
 
 悪徳ペンタゴンは、日本の二大政党制を、
 
悪徳ペンタゴン対悪徳ペンタゴンの二大政党制
 
として定着させようとしている。
 
 悪徳ペンタゴン勢力同士が手を結ぶと、反悪徳ペンタゴン=主権者国民勢力の台頭を招くことになる。これを避けるために、悪徳ペンタゴンは大連立を望ましくないと考えたのだと思われる。
 
 日本の政治構造を刷新するためには、
 
①官僚天下りの根絶
②企業献金の全面禁止
③対米隷属からの脱却
 
を実行することが不可欠である。
 
 菅-岡田-仙谷-枝野-前原-野田-玄葉-渡部各氏による民主党悪徳8人衆が牛耳る民主党は「悪徳民主」であり、上記三大課題の実現には絶対に進まない。したがって、主権者国民は民主党を「悪徳民主」=「連赤民主」と「正統民主」とに分党し、「正統民主」を核にして、新たな主権者国民勢力を糾合しなければならない。
 
 菅直人氏は首相の椅子への居座りの方針を決めているように見えるが、自民党は菅直人氏の長期延命を認めない方針を示し始めている。
 
 こうした事情を踏まえて、菅直人氏は震災復旧の準備段階に一定の目途が立った時点で、内閣総辞職することを明言するべきである。主権者国民の信を受けていない者たちが政治の中枢に居座ることは、あまりにも不健全である。主権者国民が不信任を突き付けた政権が居座ることは、日本の民主主義そのものの否定である。
 
 統一地方選大敗の結果を受けて、菅直人氏と岡田克也氏は一定の区切りを付けた時点での辞任の方針を広く国民に発表するべきである。





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子孫に超危険高濃度放射能使用済燃料は遺せない

2011-04-10 20:25:55 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

子孫に超危険高濃度放射能使用済燃料は遺せない
福島第一原発での放射能放出事故は、人類に対する原子力利用断念を誘導する最後通牒である。
  
 チェルノブイリ、スリーマイル島で、重大な事故が発生した。
 日本でも、JOC東海村、関西電力美浜原発、東電柏崎原発で、重大な事故を経験して現在に至っている。
 
 原子力の特徴は、ひとたび、大事故を引き起こせば、取り返しがつかないこと、使用済み燃料が数万年単位で、地球生命全体に深刻な影響を与え続けること、の二点にある。
 
 日本ではこれから財政再建の論議が意図的に拡大されることになる。財務省、政府、大資本、御用学者、電波、そして多数の政党は、財政再建のための増税を主張するだろう。
 
 その際、
「子や孫の世代に負の遺産を遺せない」
が常套句として使われる。
 
 誰しも、子や孫の世代に負の遺産を遺してゆきたいとは思わない。
 
 しかし、財政の場合、国の借金残高=国債残高が次の世代に引き継がれていくが、同時に国債購入者にとっての財産である国債も次の世代に引き継がれていく。引き継がれる国の借金と引き継がれる財産としての国債は、常に同額だから、あたかも借金だけが次の世代に引き継がれるというのは事実に反している。
 
 たしかに、将来の世代が、ある時点で、国の借金の累積合計である国債残高の全額を税収で返済してしまうと、このときの納税者の負担は非常に重くなる。この場合には、借金で政府支出の恩恵を受けた世代が得をして、将来の国債の償還を行う世代が損をするということは生じてくる。
 
 しかし、国債の残高を経済規模との比率で一定に保ち、常に維持してゆくなら、世代間の不公平は生じない。このときに、国債残高をゼロにする必要性もない。
 
 国の財政赤字が拡大の一途を辿り、国債残高のGDP比が増大し続けることは問題だが、この程度の財政規律を守ることは現状では、十分に可能である。



実際、政府の財政赤字は、好況の局面では大幅に減少する。これが、不況になると、税収が減り、景気対策が必要になり、赤字が増える。
 
 過去30年程度を振り返っても、1980年代後半はバブル景気で財政赤字が減った。その後、1990年代から2003年にかけては、バブル崩壊と失われた10年の不況で財政赤字が増えた。その後、2008年ころまでは、景気の緩やかな改善で財政赤字は減少傾向を示した。
 
 ところが、2008年半ば以降、サブプライム金融危機が発生し、麻生政権が大型補正予算を組んだりしたので、財政赤字が急拡大した。
 
 そこで、これからは財政赤字の縮小を真剣に考えなければならないと考えていたところに、今回の大震災が発生した。
 
 こうなると、性急な財政再建はいったん先送りするしかない。国民の生命、安全、生活が何よりも大事だからだ。直ちに10兆円規模の補正予算を編成して、迅速に実行しなければならない。
 
 ところが、菅、岡田、仙谷、枝野、玄葉、野田、などの各氏が内閣や与党の主要ポストにいて、頓珍漢な政策運営を行っている。日本の財政にどの程度の余力があるか、いま何が一番に必要か、どの分野にどれだけのお金が必要か、などの基本をまるで理解していない。
 
 危険極まりない、これから廃絶に向かわねばならない原子力に膨大なカネを注ぎながら、放射能の危険に晒されている国民に避難の勧告さえ出さない。財政支出を節約するために、国民の生命を犠牲にしているのだ。
 
 財政政策の話はまた別の機会にしっかりと記述する。
 
「子や孫に負の遺産は遺さない」を根拠に、財政再建=庶民大増税=社会保障支出切り詰めに突き進んでいるのが、菅-岡田-仙谷-枝野-野田-玄葉政権である。
 
 財政再建を進めるなら、まず天下りを全廃することだ。原子力だけで、どれだけの天下り機関があるというのだ。原子力発電所を建設するのに、政府はどれだけの補助金を出しているか。原子力関連分野の科学研究費にどれだけの費用を投下しているのか。天下りで癒着している経済産業省が、電力会社に厳しい姿勢を取れるわけがない。
 
 事業仕分けという名の学芸会は開催されたが、台本はすべてを財務省が書いていた。官僚利権を一切削らないための儀式に過ぎなかった。
 
 官僚利権を100%温存して、国民生活を切り捨てる財政運営が許されるわけがない。まして、震災という天災と放射能地獄という人災で、国民の生活が根幹から脅かされているいま、政府が予算措置を取らずして、被災者が立ち行くはずがない。



さて、問題は原子力だ。「子や孫に負の遺産を遺さない」と考えるなら、脱原子力の方向に進むしか道はない。どれだけ万全を期したとしても、事故は起こるのだ。まして、115年前の地震の際に発生した程度の津波に対する備えもないような、気の緩み切った姿勢で原子力利用政策が行われているのだから、重大な事故が起こらないわけがない。
 
 あげくの果てに高濃度の放射能に汚染された水を海に垂れ流しするなど、重大な法令違反行為である。警察当局は、今回の放射能放出事件について、刑事責任を問う捜査を直ちに開始するべきである。
 
 今回の事故、事件は、原子力事象国際評価基準に照らして、すでにレベル6にまで深刻化していることは、明らかになっている事象から明らかだ。
 
 福島第一原発の第1号炉では、すでにメルトダウンが生じ、格納容器に穴が開き、危険な放射能が大気に漏れだす状況に立ち至っていると思われる。
 
 格納容器の底に落ちた燃料が核反応を再開する再臨界が、すでに低規模に始まっている可能性も高いと考えられる。
 
 この第1号炉の格納容器の爆発が生じれば、まさにチェルノブイリの再現となる。レベル7の深刻な事態に至る。
 
 絶対にレベル6をレベル7に移行させないための、全精力を注いでの対応が求められているが、東電および政府の情報開示が不十分で遅すぎる。
 
 また、農産物や水産物について、「安全だ」と言うことよりも、「危険を排除する」ことに重点を置き、他方、農業、水産業生産者に対しては、生産物を国が全量を買い上げる措置を直ちに取るべきである。
 
 放射能に汚染された農産物、水産物の出荷を解除しても、消費者が安全策を取って購入しなければ、生産者は途方に暮れるばかりである。
 
 政府は政府の負担金を節約するために「安全だ」と繰り返しているように見える。基本スタンスが間違っている。
 
 原子力発電を推進する勢力については、
「原発推進=人類滅亡導く米官業政電+学利権複合体」
に詳しく書いたが、すべてが「カネ」に群がる人々であり、民衆の幸福、生命、健康を踏みにじっても、自分たちさえ儲かれば良いと考える人々である。
 
 最大の問題は、2010年6月2日クーデターで、政権交代後の政権が、この利権複合体=悪徳ペンタゴンに完全に乗っ取られてしまったことである。
 
 大震災のさなかに統一地方選が行われる。この選挙を、反原発・脱原発の第一歩にすることが求められている。知事を選出する地域もある。とりわけ影響力の大きい知事選においては、脱原発=反原発を明言する人物に投票を集中させ、新しい時代の新しい政治のリーダーを選出してゆくべきだ。
 
 次期総選挙までに、
「増税検討の前に天下り根絶」、
「増税の前に企業献金根絶」、
「脱原発・脱対米従属」、
の旗を鮮明に掲げる第三極を糾合してゆかなければならない。
 
「子や孫の世代に負の遺産を遺さない」ために、脱原発の方向を明確に打ち出さねばならない。




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緊急のお知らせ 今日原発廃止・反対デモに参加お願いします

2011-04-10 06:33:44 | たすけあい党

皆様


こんばんは。夜分に長文を失礼します。

明朝
9:30~の南阿蘇大豆脱こく原始力祭り、
14:00以降の全世界デモ、http://410nonuke.tumblr.com/
メキシコ、韓国、フランス、カナダ、ドイツ、アメリカ(マイアミ、ニューヨーク、フェニックス)、
イギリス、札幌、東京、鎌倉、名古屋、富山、京都、広島、熊本、沖縄...。

18:20~夜は、UAのさよなら原発ライブを各地でご覧下さい。
http://www.ustream.tv/channel/jayma-tv


以下、仙台から帰ってきた吉田俊郎さんより、
感謝して、転送させて頂きます。

「10406鳩山由紀夫前首相勉強会」森ゆうこ議員も上杉隆さんにメッセージされています。
http://mjk.ac/GGuhLV

圧力容器の下に穴が開いるが、と岩上安身さんも意見されていました。

第一号機の放射線量が4/8 100sv/h, 4/9は計測不能と原子力安全保安院が公表しています。
http://atmc.jp/plant/rad/


原発事故サバイバルハンドブック、必要な方は、ご覧下さい。
http://heiwa0.seesaa.net/article/190574465.html


武田邦彦氏のブログに福島の小学校での被爆予想を計算されています。
「原発 緊急情報(52) 子供の目線で」
http://takedanet.com/2011/04/52_a7e0.html

文末に、ナマケモノ倶楽部の共同代表、アンニャ・ライトさんのメッセージ を転送致します。


明日は、世界の原発と菅政権の対応に、
感謝と、おつかれさまでした、もう、おやすみください、おやめくださいと、
私はお伝えしたいと思います。


それぞれの場所での、それぞれの発振をよろしくおねがいいたします。


ありがとうございます。



豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
twitter.com/fusapiero
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言53周年(1958日本初)●
●にぽんのどくりつ。平和条約でいこ●
------------------------

俊郎です。

4/10 明日、藤野でミツバチの羽音と地球の回転の上映会&Talk showが予定されていますが、
当初UAが出演する予定でしたがそれがかなわず、今南阿蘇/菊地に来られてUStreamで参加することになりました。

18:20より菊地のアンナプルナ農園より正木高志さんやラビちゃん、Otoさん、鎌倉のMayaらが音楽を奏でてくれます。
僕らTT南阿蘇の次郎さん、TT鎌倉の義信君&ちひろちゃん、TJのKcoちゃん、EDEのえっちゃんも参加する予定です。
時間がある方はUStreamを観て下さい。
http://www.ustream.tv/channel/jayma-tv
原発のない平和な世の中になりますように。


吉田 俊郎
トランジション・ジャパン
http://www.transition-japan.net/index.html
~結ぶ・紡ぐ・繋がる~ 葉山で作る持続可能な町づくり
トランジション葉山ブログ
http://tthayama.blog10.fc2.com/


Begin forwarded message:

差出人: masaki ravi
日時: 2011年4月9日 8:28:14:JST
宛先: walk9 <walk9@yahoogroups.jp
[slothml][13440] アンニャからのメッセージ、辻信一
宛先: "ナマケモノ 倶楽部" <slothml@yahoogroups.jp>
---

来日を10日後に控えるアンニャからメッセージが届きました。明日の高円寺デモからアースデイにいたる一連のイベントでぜひ活用し、広めてください。
辻信一

どうやって、ポスト311を生き延びるか?
アンニャ・ライト

「 どうやって安全に扱うかだれにもわからない、しかも何千、何万年にもわたって、すべての生きものにとって測り知れない危険であり続ける、強毒性の物質を大量につくり、ため込む。どれほどの繁栄もそれを正当化することなどできはしない」 (E.F.シューマッハ―『スモール・イズ・ビューティフル』より)

大惨事をもたらしたあの巨大地震と津波の後、日本と世界の人々が訊いた最初の言葉のひとつは、菅首相の「放射能漏れの報告はない」というものでした。私が本当に心配になったのは、まさにその時です。
私の予感どおり、菅首相が手にしていた情報は間違っていました。原子力安全神話をはびこらせるためにすっかり虚偽体質になっている組織には当たり前の、その場しのぎの嘘だったのです。
私はオーストラリアという、一応は安全な距離を隔てた場所から悲劇の展開を見てきました。菅首相は東京電力の幹部に「どうなっているんだ」と怒鳴る。東電は日本国民に、「放射能によって直ちに被害が出る危険はありません」と言う。南相馬市の市長は訴える。「政府は我々に何も言ってくれない。我々は孤立している。我々を見殺しにする気か」と・・・
そして、日本の庶民たちは言う。「こんな危険な目にあるくらいなら、もっと少ない電気で生きていきたい」と。
私はそこに希望を見るのです。この呟きが食卓での話し合いへとつながり、それが集まって反原発デモの耳をつんざくような大合唱へと育っていくことを。その声はやがて、これまであまりにも長く経済という巨大機械の効率性のために人間性を犠牲にしてきた権力者たちの耳に届くことでしょう。
もうみんな知っているのです。原子力は安全だというのが嘘だったということ。企業にとっては、政府にとっては、いのちより、経済的利益の方が大事だったのだ、ということ。本当のこと知ることによって、私たちは自由になれるのです。
ある意味では、私たちは長年、この日のためを迎える準備をしてきたのでした。そう、だれもが、「生き延びる」ことを選ばねばならなくなる日のために。ナマケモノ倶楽部をつくったのもそのため。「ナマケモノ的に生きる」とは、この地球を壊すことなく生きる術をあみ出し、実践することに他なりません。
では、今、私たちにできることは何でしょう?
自分の本能を信じること。
自分の声を見つけること。
地域・コミュニティとつながること。
亡くなったいのちを思い、喪に服し、
しかし同時に、いのちを祝うこと。

私たちの涙が溢れて、慈愛の海となりますように。私たちの怒りが旧来の搾取のシステムを土台から揺さぶりますように。私たちの愛が、孤立の中で未来への希望を見出せないでいる人々の心に届きますように。そして私たち自身も、よりスローでスモールでシンプルな生き方へとシフトする勇気を見つけることができますように。

* UA * Maya * Eiji * Takashi Masaki * Chiko * Oto * Ravi * and chikyuukazoku *




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