初日、レールスターでJR小倉駅に行き、ここで特急ソニック19号に乗継、JR宇佐駅(12時56分着)で下車しました。
新幹線 小倉駅標 日豊本線 小倉駅標 宇佐駅標
(余談 宇佐をローマ字ではUSA=アメリカとなりますが・・・・)
ここは、国東半島の根元にあり、この近くには、宇佐神宮が有名なのですが、今回は、そことは違い、旅程では、ここからバスで国東半島のど真ん中にある両子山の中腹にある両子寺と富貴寺を訪れ、宿泊先の別府湾の日出温泉に向かうのが、初日の旅程です。
特急ソニック ソニックの車内 宇佐駅
両子寺(ふたごじ)は、国東半島最大級の石の仁王像があるので有名だそうです。
718年に開基されたというこの由緒ある古寺に紅葉がかすかに彩をそえていました。
江戸期は、山岳修行の根本道場として、全山を統括していたのですが、時代とともに往時の姿が薄れてきたのですが、境内は瀬戸内海国立公園、大分県史跡に編入され、全国森林浴の森百選に選ばれているそうです。
この両子寺が、有名にしたのは、子授けの祈願所として、多くの信仰を集めていることだそうです。
子授けは、犬の日が普通と思っていたのですが、ここは毎月午の日が子授けの祈願の日なのです。
その祈願には、夫婦揃って供物を持参する習わしがあります。
供物とは、33枚のハギレ(約8cm四方)で袋を本人が作って、その中に米一升三合三勺を入れ、線香、ロウソク、お神酒(1升)を添え、祈願を受けます。
ハギレの33枚のうち、32枚は、子供を産んだ32人の人からもらい、後の1枚は本人のハギレを加えて作るそうです。
最近は遠方から、子授け祈願を受けに来るそうで、お寺と言えども、お経を読んでいるだけでは、生きていかれず、ここのお寺に限らず、どの商売(失礼)も、そこの”売り”と”宣伝”が必要なようです。