日本一の車窓風景を眺めたあと、肥薩線では一番長いトンネル(2096Km)を出ると矢岳駅に到着します。
この矢岳駅は、肥薩線で一番標高が高く、海抜536.9mです。
次の大畑駅は、この肥薩線のもう一つのスイッチバックとループ線があり、日本で最初で尚且つ唯一の「ループ線の途中にあるスイッチバック駅」です。
当時の鉄道建設技術の全てが注ぎ込まれ、この山を一回りするループで勾配を緩和するのですが、それでも当時の蒸気機関車が列車を牽引して登るには、ほぼ限界に近いものです。
”人吉駅” 駅には”しんぺい号”と”いさぶろう号”が並んで停車しています。
”しんぺい号”の終着駅「人吉駅」は、「くま川鉄道」の始発駅が併設されています。
「人吉市」は小京都と言われて、温泉のある城下町でもあります。
人吉城は、国の史跡に指定され、日本100名城に数えられていますが、城自体は、江戸時代に焼失しましたが、現在は、人吉城公園として平成5年に多門櫓、長櫓、角櫓が復元されました。
「くま川鉄道」については、後日に述べます。