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映画「プリンセス トヨトミ」 マンガ的発想なおとぎ話

2011年06月10日 16時31分01秒 | 映画・社会

今、話題の映画「プリンセス トヨトミ」を見てきました。
この映画でリアリティを求めるのは無理で、ありえない事の連続です。

大阪と言う街は、日本の他の街とは、少々違うのではと誰もが思われる節があります。
それが、歴史的にも、人情的にも、そして行動的にも、どこかが、独特なものなのです。

この映画では、それが1615年の大阪夏の陣から始まり、現在も延々と続いており、それが何かと関東と対抗的に考えてきたことが根底にあるのを、おもしろおかしく、おとぎ話的にした物語ではないでしょうか?

       

国家の予算を上手く使っているかどうか、金の流れを調べるため、会計監査院の調査官3人が東京から主張してきます。

松平(堤 真一)を筆頭に、少々頼りないが天性の勘を持つ女調査官鳥居(綾瀬はるか)、それに若手のエリート調査官旭(岡田将生)の3人は、大阪府庁などを調査の後、空堀商店街にある団体OJO(大阪城祉整備機構)を徹底的に調べるが、のらりこらりとかわされ、不審を抱きます。

ある日、昼食に入ったお好み焼き屋の主人真田(中井貴一)から意外なことを聞きます。
つまり、1615年に断絶したはずの豊臣家の末裔が今も生き続け、大阪の男たちは、大阪国を建国し、この400年もの間、その秘密を守り続けていたという。

ここで不測の事態が生じ、大阪府庁に大阪の男たちが集結し、大阪の街のあらゆる機構がストップします。

最後は、世間で欠けている親子のあり方を考えさせることで、この物語は終わります。
ともかく、この映画は、”おとぎ話”として大阪が独立するには、このようではということが考えられますということを、コミカルに描いたものではないでしょうか?