あれだけ打てず、守れず、走らずのトラが、先般のロッテ戦そして今日の西武戦と、今季初の3連勝となり、これも打つべき人が打って、投げるべき人が好投した結果です。
初回に、マートンの先頭打者ホームランと関本のタイムリーで2点を先取し、これで能見が楽になったのに違いありません。
今まで、好投しながら打線が援護出来ず、勝てなかった能見としては、あとは完封する以外に勝てないと思ったかどうか分かりませんが、初回に3者三振とし、その心意気が感じられました。
問題は、スタミナ持つかどうか、そして打線の援護がどこまで出来るかが問題でした。
3回に新井の犠牲フライで追加点が取れましたが、その後追加点が取れず、辛抱の能見の投球でした。
特に4回、先頭打者をエラーで出し、続く中村に四球を与え、ノーアウト1,2塁が、この試合最大のピンチだったようです。
1回 先頭打者ホームランのマートン 5号ソロ 関本の2点目のタイムリー
7回に、浅井の今季2本目のヒットが2ベースで、マートンが返し4点目を入れました。
8回の中島、中村を連続三振に仕留めたのも、最速の146Kを出し、力でねじ伏せたという感じでした。
結局、能見が9回、128球、4被安打、8奪三振、2与四球で、チームとしても今季初完封で3連勝を飾りました。
嬉しそうな能見
蛇足ですが、この試合、西武のピッチャーを除く9人の平均年齢は26歳。
対するトラのそれは、33.3歳。
西武の先発野手の最高年齢は31歳の後藤で、他は全員30歳以下です。
対するトラは、全員30歳以上で、金本の43歳が最高でした。
トラの新旧交代が上手くいっていないのは、なにも年齢だけではないのですが、トラの先発野手に20代が一人もいないというのは、少々異常ではないでしょうか?
(今日は俊介は先発ではありませんでした)
どんな社会も、そして野球も同様に、ベテランと若手がうまく組合わして、今年だけではなく、将来をも見据えた人材の育成は急務ではないでしょうか?
ちなみに、明日の先発は、西武 雄星 2年目20歳 対するトラは安藤 10年目34歳 が予定されています。
さて、安藤、どうする・・・・負けられませんよ・・・