極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

能登半島地震考

2024年01月22日 | 能登半島地震



根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと伝えら
れる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国時代の軍団編成
の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと)の兜(かぶと)を合体さ
せたせて生まれたキャラクタ。


世界初「3Dプリントウナギ」
1月18日、イスラエルのフードテック企業であるステークホルダー・フーズは植
物由来原料の「3Dプリントウナギ」製品を開発(2023年12月27日に発売)。自社
開発の3Dプリンターによる精密な積層技術と独自の素材で「ウナギの複雑な食感
を正確に再現した」と同社。3Dプリントウナギは白身にたれがかかり、かば焼き
の風味を再現したもの。植物由来の代替ウナギとしては日清食品ホールディング
スが2023年5月にプラントベースうなぎを発売したが、3Dプリンターで作成した
ウナギ製品は世界初とみられる。同社は「独自の3Dプリンターと“インク”を提
供し、3Dプリントウナギを販売するパートナー、協力関係を模索している。競争
力のある価格帯での大量生産が可能。現在の世界的なウナギ価格によるコストの
課題に取り組める」と販売協力先を求めている。さらに同社が持つ細胞培養技術
を活用して今後は養殖ウナギの細胞から3Dプリントウナギ開発も進める計画。


エアロゾル支援溶媒処理: 
ペロブスカイト太陽電池の性能と安定性
向上させる普遍的な方法
【要約】
メタルハライドペロブスカイト太陽電池 (PSC) は、10 年ほど前に初め
て実証されて以来、再生可能エネルギーの状況に変革的な影響を与えて
きた。デバイスの構造的、組成的、形態的制御によって性能が大幅に向
上することが実証されており、製品化が現実のものとなっている。ここ
で、PSC の性能と安定性を向上させるための普遍的な方法としてエアロ
ゾル支援溶媒処理を紹介し、PSC の便利で拡張性と再現性のある堆積後
処理としての方法論を実証結果は、電子欠陥とイオン欠陥の減少を促進
する根本的な物理的変化として、結晶性と粒子サイズの改善とそれに伴
う粒子サイズ分布の狭小化を特定。 これらの変化により、電荷キャリ
アの寿命が延長され、最終的にはデバイス効率が向上する。 このプロ
セスの多用途性は、厚い(>1 µm)活性層、大面積(>1 cm2)、さまざ
まなデバイスアーキテクチャと活性層組成を備えた PSC で実証されてい
る。 この単純な堆積後のプロセスはペロブスカイトの分野全体に広く
応用可能であり、これらの材料の将来の設計原則が改善され、大面積で
安定した効率的な PSC が開発される。

【概論】
メタルハライド ペロブスカイト材料は、さまざまな新興オプトエレク
トロニクス プラットフォームに大きな影響を与えており、太陽光発電
(PV) での初期の研究[1]を超えて、発光ダイオード、光検出器、薄膜ト
ランジスタの研究分野に混乱をもたらすまで広がっています[2-]。 4]
PV 分野では、ペロブスカイト太陽電池 (PSC) 開発の進歩は、薄膜堆積
[5、6]、組成変更[7-9]、電荷選択性中間層の変更、[ これらの戦略の多
くは、中間層の厚さだけでなく、添加剤やドーパントの濃度も正確に制
御する必要があります。[12] このような添加剤/ドーパントの濃度は信
じられないほど低いため[17、19]、したがって、これらの改善戦略は意
図せずして将来の大量生産に重大な制約を課す可能性があり、ほぼ確実
に実験室規模のデバイスの再現性に課題を引き起こす可能性を示す。
粒界 (GB) は溶液堆積 PSC では避けられませんが、望ましくない微細
造の特徴です。これらは潜在的に、空孔、格子間原子、アンチサイト

どの結晶欠陥をホストする可能性があり[20]、これらはすべて電子ト

ップとして機能するバンドギャップ内状態を作成します[21]。基板
に対
して垂直に配向した GB は、i) イオン輸送の高速チャネル [22、
23]、
したがってデバイスのヒステリシスに大きく寄与する [24]、ii)
酸素
の侵入経路 [25]、および iii) 酸素の影響を受けやすい領域であ
るとも
報告されている。不純物相の形成。[26] 一方、GBが基板に平
行であると、
電荷輸送に対してさらなる障壁が生じる。[6] 現在まで、
添加剤工学に
よる GB の不動態化 [27、28]、方向性のある結晶成長
[29、30]、より
大きな粒子形成の促進 [31、32]、および GB は完全に
単結晶から PSC
を製造することによって行われます。 [33, 34] しか
し、前述したよう
に、これらのアプローチの多くは大規模プロセスに移
行することが非常
に困難であり、添加量の正確な制御または長いプロセ
ス時間のいずれか
が必要であるか、または適用できるのは 狭い範囲の
ペロブスカイト組成
または加工ルート。


今回、ペロブスカイト薄膜の結晶性を大幅に改善する、つまり粒子サイ
ズを大幅に向上させたり、GB濃度を低減したりする技術として、新規か
つ迅速かつ
拡張性の高いエアロゾル処理法を紹介する。 得られた PSC は、調製し
たままのフィルムや別の方法で処理したフィルムと比較して、電力変換
効率 (PCE) が著しく向上し、安定性が向上し再現性が大幅に向上した。
重要なのは、活性層の厚さが 500 ~ 1300 nm の範囲の CH3NH3PbI3
(MAPbI3) PSC、大面積 (>1 cm2) デバイス、およびさまざまなデバイス
アーキテクチャにこの技術を適用することで、この技術の多用途性を実
証していることです。 治療の普遍性を十分に実証するために、Cs0.1FA
0.9Pb(I0.95Br0.05) デバイスの性能向上も示す。

【結果及び考察】
2. 結果と考察
2.1 デバイスのパフォーマンスを最適化するための
                     エアロゾル処の調整

エアロゾル処理は、加熱したグラファイトブロック上に基板を配置した
円筒形の石英反応器内で実行されます (図 S1、サポート情報)。溶媒エ
アロゾル、この場合は N,N-ジメチルホルムアミド (DMF) は、反応器の
外側で圧電ミスターを使用して生成され、N2 キャリア ガスによって反
応器内に運ばれます。 ガス/溶媒混合物は反応器を通って流れ、排気口
に送られる前に基板と相互作用する。
処理パラメータ、つまり温度、流量、処理時間は容易に制御でき、高度
に制御可能で再現性の高いプロセスを実現。 円筒型反応器内の流量の
3D 数値流体力学 (CFD) シミュレーションを実行し、流量分布の側面図
を図 1a に、断面図を図 1b に示す。 データは、ペロブスカイト膜上
に安定した層流が形成されていることを示している。重要なのは、この
流れの層流の性質により、エアロゾル流と基材の間に流量がゼロの静的
な空気力学的境界層が形成され、蒸気の凝縮などの望ましくない問題を
防ぎながら、境界層を通る蒸気の拡散のみ可能となる。 これにより、
溶媒とペロブスカイト膜のより均一な相互作用が可能となる。



図1.エアロゾル処理のメカニズム、膜形態および PSC 性能の調整。 a

) エアロゾル処理中のエアロゾル流 (0.5 L min-1での N2 流量) の3D
CFDシミュレーションの側面図。ガス流の速度分布を示しています。 基
板上に境界層が形成されていることに注目。 挿入図は、研究で使用され
た円筒形石英反応器の写真を示す。 b) CFD シミュレーションの断面図
。 c) 境界層を通る溶媒蒸気の拡散を示す概略図。その結果、小さな粒
子が優先的に消費され、その後大きな粒子が成長する一方、溶媒液滴の
凝縮は防止されます。 d – g)上のパネル:未処理のペロブスカイトフ
ィルム(0分)および2、5、および10分のエアロゾル処理後のペロブスカ
イトフィルムの表面走査SEM画像(スケールバー= 1μm)。 下のパネル
: 対応する断面 SEM 画像。 (スケールバー = 200 nm)。 h) SEM 画像か
ら測定された横方向の粒度分布の統計データ。 i)(d–g)に示されてい
るのと同じ時間間隔での典型的なPSCの太陽光発電パラメータ(JSC、VOC、
FF、およびPCE)。データは、1 太陽の強度でシミュレートされた AM1.5
照明下で、スキャン速度 50 mV s-1の逆スキャン J-V曲線から得られる。
                          以下、保留  
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EV向け充電器、「差すだけ」で識別
東京大学生産技術研究所は、公衆エリアに設置された電気自動車(EV)
向け普通充電器の認証・決済を簡便化する基礎技術を、多様な事業者向
けに提供する方針だ。同研究所の馬場博幸特任准教授が手法を考案した。
交流200V充電器に固有の番号を割り振り、その情報を定格を超えな
い範囲で電流値(A)を変化させてEV側に伝える。これにより、電源
プラグを差し込むだけで認証が可能となる上、充電事業者の枠を超えた
一元的な充電サービスも可能となる。既存ハードのソフトウエア書き換
えなど小幅な改修で導入できる点も特長をも
つ。

図1.日本のある地域・時期の需要曲線

馬場氏の計算によると二酸化炭素(CO2)排出係数は、12時において0.2
kg/kWh、18時において0.5kg/kWhである。(出所:馬場氏の資料を基に
日経Automotiveが作成)

装備の追加不要でEVと充電器を識別
馬場氏が考案した技術では、充電器に流す電流値に指令を与え、実際に
流れた電流を充電器、EVで計測しそれらの波形からパターンの一致を確
認する。充電電流そのものに情報伝達の役割を担わせる。普通充電時の
最初の数分程度に、識別するための電流を流すことを想定している。

図2.EVと普通充電器を個体識別する仕組み

まず、充電器に指令を出し、特定の波形パターンになるように電流を変
調させる。充電器とEVの双方で実際の電流波形を確認し、パターンが一
致すれば両者が接続されていると判断する。(出所:馬場氏の資料を基
に日経Automotiveが作成) [画像のクリックで拡大表示]

波形のパターンも国内の充電器の数であればまかなえると試算している。
具体的なひも付けの処理方法は、数理処理を専門に扱う研究室とともに
開発したいとする。すでに相関係数や基本的な数式を用いて個体を判別
できることはわかっているという。同技術の利点は「追加の装備が不要
であること」(馬場氏)である。同氏によると、これまでにもQRコード
やカメラ、GPS(全地球測位システム)を使用して個体を識別する試みは
あった。しかし追加の投資が必要になったり、精度が低かったりすること
から普及には至っていない。充電器の電源プラグをEVに差すだけで個体
識別できるため、充電サービスの利用者が会員カードを充電器にかざす
といった手間も省ける。同技術の普及の壁として、馬場氏は「ビジネス
モデルの構築」と話す。特許はすでに出願したが「かなり基本的な部分
に絞っており、技術を独占するつもりはない」(同氏)という。充電器
メーカーやサービス事業者をはじめ各社が協力して取り組む必要がある
とし、連携を模索していく。                
                 



  

今夜の寸評 温故知新


  

 


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