『姐御ANEGO』
阿嫂 MOB SISTER(2005年香港)
監督 ウォン・ジンポー
出演 アニー・リウ、カリーナ・ラム、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、アレックス・フォン
■ストーリー■
香港の黒社会のボス、バクダクは、自分の部下の娘シュウインをひきとり育てていた。その部下が敵対する組織のボスを殺害するが、その妻ロー・ワによって、娘ともども殺されようとしていたのを助けたのだ。18年後、シュウインは美しい娘に成長していた。バクダクは組織から引退して、シュウインと海外で余生を暮らそうとしていた。
■感想■
『ベルベット・レイン』(04年)の映像派の監督ウォン・ジンポー監督が放つ香港ノワール!
『ベルベット・レイン』でも、1筋縄でいかないノワール作品を撮ったウォン・ジンポー監督なんで、今回も油断できないはず!
と思ってみたんですけど、やっぱり、思ったとおり、素直な作品じゃなかった!黒社会のボスにエリック・ツァン。ボスの腹心の部下にサイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン。18年前に主人公を殺そうとした未亡人で、今や組織のボスにカリーナ・ラム。こんな豪華なキャストで、いくらでも面白くなりそうなノワール物なのに…。
組織を引き継いだ、若い女のコが巻き込まれるノワール!なんて、ホントにいくらでも面白くなりそうなのにネ!若い女のコの主人公が、組織のボスとして、組織をまとめていくなんていうストーリーを想像してたのに!全然違いました!
1作目の『ベルベット・レイン』は、まだ、ノワール物として、一応、最低限のラインはキープしてましたけど、今作は、ノワール物として、ちょっと、“外しすぎ”かも…。(もちろん悪い意味で)
ヒネリがあるわけでもなく、ただただ、ヒロインのアニー・リウが混乱しっぱなしで、観てるこっちも混乱しちゃいますよ。黒社会なんて、素人が入り込んでいける世界じゃないですからネ!コメディならまだしも。
あと、カリーナ・ラムが組織の女ボス役で出演してます!怖いけどカッコ良い!ストーリーに、どう絡んでくるんだろう??って思って観てたら、最後まで、主人公と深くは絡んで来ませんでした!ホントに外しすぎです、ウォン・ジンポー監督!
「なんで、出てきたの、カリーナ・ラム??」って感じです。ストーリーには、かなり関わってくるのに、主人公の生き方に影響を与えるでもなく、ただただ、違う疎組織の女ボスとしてだけ、インパクトが強い役で登場するだけです。
エンターテイメント映画として最低限、観客が求めているものは、入れて欲しかったです。だって出演者が、カリーナ・ラム、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、アレックス・フォンとやたら豪華なのに!
いくらでも、面白くできそうなストーリーと、豪華な出演者なのに、もったいない!レベルの高い香港のノワール物としては、及第点以下と言わざるをえないかも。
最後の連続する車の衝突シーンも意味不明でした。あれ、あのシーンの意味って説明ありました??なんで、あんなに衝突してるの??意味不明です。かなり、奇をてらいすぎです!プラスどころかマイナスです!マイナス10点で50点
阿嫂 MOB SISTER(2005年香港)
監督 ウォン・ジンポー
出演 アニー・リウ、カリーナ・ラム、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、アレックス・フォン
■ストーリー■
香港の黒社会のボス、バクダクは、自分の部下の娘シュウインをひきとり育てていた。その部下が敵対する組織のボスを殺害するが、その妻ロー・ワによって、娘ともども殺されようとしていたのを助けたのだ。18年後、シュウインは美しい娘に成長していた。バクダクは組織から引退して、シュウインと海外で余生を暮らそうとしていた。
■感想■
『ベルベット・レイン』(04年)の映像派の監督ウォン・ジンポー監督が放つ香港ノワール!
『ベルベット・レイン』でも、1筋縄でいかないノワール作品を撮ったウォン・ジンポー監督なんで、今回も油断できないはず!
と思ってみたんですけど、やっぱり、思ったとおり、素直な作品じゃなかった!黒社会のボスにエリック・ツァン。ボスの腹心の部下にサイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン。18年前に主人公を殺そうとした未亡人で、今や組織のボスにカリーナ・ラム。こんな豪華なキャストで、いくらでも面白くなりそうなノワール物なのに…。
組織を引き継いだ、若い女のコが巻き込まれるノワール!なんて、ホントにいくらでも面白くなりそうなのにネ!若い女のコの主人公が、組織のボスとして、組織をまとめていくなんていうストーリーを想像してたのに!全然違いました!
1作目の『ベルベット・レイン』は、まだ、ノワール物として、一応、最低限のラインはキープしてましたけど、今作は、ノワール物として、ちょっと、“外しすぎ”かも…。(もちろん悪い意味で)
ヒネリがあるわけでもなく、ただただ、ヒロインのアニー・リウが混乱しっぱなしで、観てるこっちも混乱しちゃいますよ。黒社会なんて、素人が入り込んでいける世界じゃないですからネ!コメディならまだしも。
あと、カリーナ・ラムが組織の女ボス役で出演してます!怖いけどカッコ良い!ストーリーに、どう絡んでくるんだろう??って思って観てたら、最後まで、主人公と深くは絡んで来ませんでした!ホントに外しすぎです、ウォン・ジンポー監督!
「なんで、出てきたの、カリーナ・ラム??」って感じです。ストーリーには、かなり関わってくるのに、主人公の生き方に影響を与えるでもなく、ただただ、違う疎組織の女ボスとしてだけ、インパクトが強い役で登場するだけです。
エンターテイメント映画として最低限、観客が求めているものは、入れて欲しかったです。だって出演者が、カリーナ・ラム、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、アレックス・フォンとやたら豪華なのに!
いくらでも、面白くできそうなストーリーと、豪華な出演者なのに、もったいない!レベルの高い香港のノワール物としては、及第点以下と言わざるをえないかも。
最後の連続する車の衝突シーンも意味不明でした。あれ、あのシーンの意味って説明ありました??なんで、あんなに衝突してるの??意味不明です。かなり、奇をてらいすぎです!プラスどころかマイナスです!マイナス10点で50点