『オープンドア』
THE OPEN DOOR(2008年アメリカ)
監督 ドク・デュハム
脚本 ドク・デュハム
出演 キャサリン・ジョージ
サラ・クリスティン・スミス
ダニエル・ブッコ
ライアン・ドゥーム
■ストーリー■
17ヶ月前の満月の夜から、殺人と自殺があいつぎ、13人が死ぬ事件が発生した。以後、満月の夜に人が死ぬが、ある特定の地域に集中していた。
家が厳しいアンジェリカは、ある日、門限を破ったため夜の外出が禁止されていた。パーティに参加したい彼女は、満月の夜に放送される、何でも願いがかなえられるという海賊放送のラジオ番組“開かれた扉”に外出したいという願いを投稿してしまうのだった。
■感想■
女子高生が体験する恐怖を描くホラー映画。
監督のドク・デュハムは、多くの作品でスタントをやっている人です。TV番組で、俳優としても出演しているみたいですね。
満月の夜に謎の連続殺人事件が起きているにも関わらず、変な海賊放送に願いを投稿するなんて、今作のヒロインのアンジェリカは思慮が無さすぎ!!
それにお願い自体も、変なお願い!
あのお願いの段階で、ラストのオチが分かっちゃいます…。
ただ、オープニングのテロップで、連続して起きている満月殺人事件で、「4ヶ月前に生存者が1人いる」って出たので、「その生存者がアンジェリカなのかな??」っていうのは、想像しましたけどね。
でも、ヒロインのアンジェリカが、生き残ろうと、死のうと、どうでも良い感じですよね。そこに行くまでに、「早く終わってくれないかなぁ・・・」としか思って無いですから。
ホラー映画を余り観たことが無い人には、それなりに展開が楽しいのかもしれないですけど、それにしても、途中で最後までのネタを言っちゃうなんて、どういうこと??
こんな途中で、ネタがわれてしまうような作品に、ランニングタイム94分は、フィルムの使いすぎ!ムダ使いです!どんなに長くても、せいぜい80分の内容です!!
75分くらいだったら、ちょうど良かったかもしれないですね。
大体、事件が起きるまでが長すぎ!!映画が始まってから、50分強から、犠牲者が、やっとやっと出始めます!!
ホラー映画で、映画が始まってから事件が起きるまで50分は長すぎでしょう!!そこに行くまで、まだ面白ければOKですけど、ダラダラ、ダラダラ、ダラダラ、クソ面白くないアメリカの高校生の生活を見せられてもね…。
アメリカの高校生の生活が観たかったら、別にホラー映画で観たいとは思わないでしょ。
ホラー映画で青春物みたいなシーンなんて観たくないでしょ!!そんなコトも分からないんでしょうかね??
90分枠の映画劇場で放映されたら、それなりに楽しく観れるかもしれないですけど今作の94分は、苦痛です。
でも、実は今作は、世界の映画祭で、色んな賞を獲っているんですよね。
【2008年シュリークフェスト映画賞】
観客賞
【2009年ホラーUK 28時間後映画祭】
最優秀作品賞 助演男優賞
【2009年ネバダ映画祭】
シルバースクリーンアワード受賞
【2009年ビッグベアーホラー映画祭】
メイクアップ賞
こんなに賞を獲っちゃうなんて、こういう映画祭って、ろくでもない作品しか出品されないんでしょうかね??
映画祭でも、
【ポルト国際映画祭】(ファンタスポルト)
【シッチェス・カタロニア国際映画祭】
【ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭】
【ジェラルメール国際映画祭】
【トリエステ国際映画祭】
のような有名な映画祭で賞を獲った作品しか信用出来ないんでしょうかね??20点
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ドク・ドゥハム,グレゴリー・ホブソン | |
J.V.D. |