『アフターライフ』
AFTER.LIFE(2009年アメリカ)
監督 アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
脚本 アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
ポール・ヴォスルー
ヤクブ・コロルチュク
出演 クリスティーナ・リッチ
ジャスティン・ロング
リーアム・ニーソン
■ストーリー■
学校の教師アンナは交際している彼氏ポールと、勘違いからレストランでケンカをして車で飛び出していくのだった。しかし、次の瞬間、アンナが目覚めると葬儀屋で、自分が死んでいるのを告げられるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
クリスチーナ・リッチ、ジャスティン・ロング、リーアム・ニーソン出演のスリラー映画。
こんな有名な俳優が出演していても劇場未公開になってしまうんですね。
ところで、今作は、死んだのに、それを信じられないで、現世をウロウロ彷徨うクリスティーナ・リッチを描くホラー映画系の作品かと思いきや、実は、サイコ葬儀屋の映画でした…。
てっきり、禁断のオチ系の香りがプンプン香る作品で心配していたんですが、
実は、主人公は死んでいた!
実は、夢だった!
実は、主人公の死ぬ前に見た一瞬の出来事だった!
とかいう禁断のオチでは、無かったです!!
が、しかし、禁断のオチ系の作品でない点は、評価できますけど、ただ、そのオチでないことにだけしか点数をあげられないですね!!
リーアム・ニーソンが演じる葬儀屋が、死者の言葉が交わせるサイキックなのか、殺人鬼のサイコなのか、分からないのが映画の大事なポイントなんですが、観ている間にいくつもの疑問が!!
実は、リーアム・ニーソンが殺人鬼で、クリスティーナ・リッチは薬を打たれて死んだようになっていた!っていうのがオチなんですけど、オカシイ!
絶対にオカシイ!!
3日後に葬儀が行われる間、クリスティーナ・リッチは、トイレに行ったり、食事をとりたくなったりしなかったんでしょうか??
3日の間に、トイレにも行くだろうし、お腹も減るはず!!
オナラだってするでしょうしね~!!
汗もかくはず!!
設定にムリがありすぎ!!
鏡に白い息がかからなくても、絶対に、「自分は生きている」ってわかるはず!!
それに、リーアム・ニーソンは、事故を起こした被害者に薬を打って仮死状態にするっていうことは、事故現場に、救急車より早くたどり着いて、被害者に注射してるってコトですよね!!
ありえないッ!!
偶然、事故現場に居合わせる確率ってどれくらいなんでしょうね??
葬儀屋だって、自分のところを使うか分からないのに…。町に1軒の葬儀屋なんでしょうかね??
救急車の無線を常に聞いているんでしょうか??
絶対にオカシイ!
ジョディ・フォスター主演の『フライトプラン』(2005年)よりもオカシイ設定です!!
こんなストーリーに、ランニングタイム104分は長すぎ!!あと20分以上はカットしてくれないと…。 10点
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