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『アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ』続編ネバー・ダイ

2013-05-02 01:18:53 | アクション

アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ
BANLIEUE 13 ULTIMATUM(2009年フランス)
 監督          パトリック・アレサンドラン
 脚本          リュック・ベッソン
 出演          シリル・ラファエリ
              ダヴィッド・ベル
              ダニエル・デュヴァル
              フィリップ・トレトン

 ■ストーリー■
 2013年、バンリュー13地区は無法地帯のままだった。ある夜、秘密保安部DISSの刑事たちがパトロール警官を射殺し、パトカーをバンリュー13に放置し銃撃戦にみせかけ無法地帯であることを報道させるのだった。
 一方、捜査官ダミアンは麻薬所持の濡れ衣を着せられ、監獄に送りこまれるのだった。ダミアンはレイトに助けを求めるのだった。また、レイトの元に刑事が殺される現場を、偶然録画した若者が現れ、画像に入ったディスクが渡されるのだった。
 秘密保安部DISSは軍部と大企業と組み、この事件を機にバンリュー13を一掃、再開発して利権を得ようとしていたのだった。

 ■感想■
 『アルティメット』(2004年)続編。
 前作を観ていない人は観ないと思いますが、わざわざ前作のラストシーンを冒頭に持ってきて前作のコトを思い出してねと、そのシーンを持ってくるていねいさ。
 
 なのに、レイトの妹は出てこずじまい!
 こんな中途半端な感じなら、前作のラストシーンなんか持ってこなければ良いのにッ!
  
 前作の良さは、短かすぎるランニングタイムの中に、爆弾の爆発するタイムリミットやら、ギャングのボスとの争いや、捕らえられたレイトの妹を救出する等、色んな要素が入ってテンポ良くタイトなアクション映画になっていたたところだったんですが、ところが続編の今作は、全然ダメな作品になっちゃいました!
 
 ランニングタイム85分が101分になったのもいけなかったのかも??
 
 映画の冒頭の方で、シリル・ラファエルがギャングのボスたちを逮捕するシーンも、本編に関係ないシーンなのに、延々と見せてしまうのもマイナスポイント!
「なぜ、そのシーンを延々と描く??」
 このシーンのせいで、映画そのもののテンポが悪くなっちゃってます。
 
 ちなみに、シリル・ラファエリの女装シーンも気持ち悪かったし。
 ゴッホの絵を使ったアクションシーンもどこかで見たコトあるようなシーン!!

 脚本が、リュック・ベッソン単独になったのが悪かったのか、映画の後半は、まるで中学生が考えたような展開になっていきます。
 良い意味で、中学生レベルの脚本なら良いんですが、悪い意味で中学生レベルに…。


 それでも、映画が始まってから、中盤くらいまでは、けっこう面白くなりそうな展開なのに、なぜか、中盤から急にストーリーが失速!
 
 リュック・ベッソンが思いつきで考えたようなバンリュー13地区のギャングのボスのキャラクターがゾロゾロ出てくるあたりから、なんかイヤ~な感じに!
 
 自分は、ここまで、中学生みたいな脚本の作品を観るのは『アバター』(2009年)以来です。

 
 クライマックス、せっかく、悪党の企みを暴いたのに、結局バンリュー13地区を破壊してしまうって、どういうコト??

 今まで住んでいた住人からしてみたら、どんな町でも破壊されたくないですよねぇ??
 
 この地区がなくなったので、もう続編は出来ないでしょうけど、なんでこんな続編作っちゃったんでしょうね??  30点
 

アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ [DVD]
ダニエル・デュヴァル,エロディー・ユン,ダヴィッド・ベル,フィリップ・トレトン,シリル・ラファエリ
角川エンタテインメント
コメント (1)
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