『アルティメット』
BANLIEUE 13(2004年フランス)
監督 ピエール・モレル
脚本 リュック・ベッソン
ビビ・ナセリ
出演 シリル・ラファエリ
ダヴィッド・ベル
トニー・ダマリオ
■ストーリー■
2010年、パリ郊外の治安の悪化している地区「バンリュー13」を高い壁により隔離していた。バンリュー13で育ったレイトは、ギャングのボス、タハに抵抗していたが警察に逮捕されてしまうのだった。
6ヵ月後、輸送していた時限爆弾がタハに盗まれ、奪回命令が捜査官ダミアンに下されるのだった。ダミアンにはバンリュー13地区の案内人としてレイトが同行することになるのだった。
■感想■
リュック・ベッソン脚本、製作のSFアクション。
壁で隔離された地区に任務を帯びて、アウトローと刑事がコンビを組んで活躍するバディムービーになっています。
監督のピエール・モレルは、今作のあと、『96時間』(2008年)、『パリより愛をこめて』(2010年)と大エンターテイメント監督になります!
ピエール・モレル監督ファンは観ておいた方が良いかも。自分は観る順番が逆になっちゃいました。
エンターテイメント映画ファンから、評判の悪いリュック・ベッソンが脚本ですが、自分は今作はけっこう好きな作品です!
縦横無尽にアクションしまくる2人の主人公のアクションを観ているだけでも楽しくなっちゃいます!
シリル・ラファエリはスタントマン出身、ダヴィッド・ベルはパルクールの創始者だそうです!余りにも動きがすご過ぎて、まるでCGかワイヤーアクションでも使っているかのように見えちゃいます!
ストーリーは、やっぱりリュック・ベッソンなんで、大したコトないんですけどね。
今作はランニングタイムが85分と短いので、あっという間に終わっちゃいます!
爆弾のタイムリミットがあったり、レイトの妹が捕らえられていたり、けっこう色んな要素が入っていてアクション映画ファンは楽しめる作品になっていると思うんですけどね。
爆弾の件も、フランス映画らしくちょっとだけヒネリがあって、楽しく観れます!
とにかく、このテンポの良さは、もう少し観たいと思っちゃう感じです!
いまどき85分なんて、短かすぎ!
あと、20分くらい長くして、もう1ヶ所か2ヶ所、見せ場を用意しても良かったような気がしちゃいますね。
なにせ、ランニングタイムがわずか、85分なのに、色んな要素を入れているんで、主人公たちがピンチになっても、すぐにそのピンチを脱出しちゃいますもんね!
「もっとピンチになれ!ピンチになれ!」
って思っちゃいます!この短さのせいで、作品自体が軽い印象を与えちゃいます!
せっかく、面白い設定の作品なのにもったいないです。
続編を期待させるラストも定番な終わり方で、こういう作品にピッタリ! 65点
アルティメット [DVD] | |
シリル・ラファエリ,ダヴィッド・ベル,ビビ・ナセリ,トニー・ダマリオ | |
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