『キリングゲーム』
KILLING SEASON(2013年アメリカ、ベルギー)
監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
脚本 エヴァン・ドハーティ
出演 ロバート・デ・ニーロ
ジョン・トラヴォルタ
マイロ・ヴィンティミリア
■ストーリー■
ボスニア紛争に介入したアメリカ軍の兵士だったベンジャミンは、さそりの入れ墨をしたセルビア人の民兵組織の残虐さに民兵たちを仲間たちと処刑するのだった。
18年後、ベンジャミンは、家族との関係を疎遠にし、1人、アパラチア山脈の奥地で暮らしていた。ある時、足の古傷の痛みを抑えるための鎮痛剤が切れ町に買いに向かうが、車が故障してしまう。そんなとき、偶然森を歩いていた男エミールに出会い修理してもらうのだった。雨が降り出しベンジャミンはエミールを家に招待し、食事をふるまうのだった。翌日、鹿狩りを楽しもうと始めるが、実はエミールはベンジャミンを狙っていたのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
映画のラストにふれているので、映画を観た人だけ読んでください。
■感想■
ロバート・デ・ニーロとジョン・トラヴォルタが対決するアクション映画。
前回の記事が『キリング・ゲーム』(2011年)だったので、同じタイトルつながりで『キリングゲーム』を記事にします。正確には「キリング」と「ゲーム」の間に”・”が入らないのが今作なんですけど。
監督は、『デアデビル』(2003年)『ゴーストライダー』(2011年)のマーク・スティーヴン・ジョンソン。アメコミ映画ファンにはどうか分かりませんが、自分はこの2作品『デアデビル』『ゴーストライダー』がけっこう好きだったので。今作も期待して観はじめました。
「あれ?あれれ?」
なんか思っていたのと違う…。
対決も盛り上がらず、もう最初の方でデ・ニーロは捕まっちゃいます!その後スキを見つけてデ・ニーロが逃げ出すので、山奥で2人が逃げたり追ったりしているのが延々と続いちゃいます!
2人の逃げたり追ったりがメインの、なんか低予算映画を観ているかのような錯覚に陥るようなストーリー展開!トラヴォルタも、さっさととどめを刺さないから逃げられて、こんな追跡劇が始まっちゃう!
1番の疑問点は、滝に落ちそうになったデ・ニーロが川の真中らへんに出ている岩にしがみついて助かるシーン!
その岩からどうやって、激しい流れの中、岸までたどりついたの????
C級アクション映画だったら気にならないようなシーンですが、有名監督で、出演がロバート・デ・ニーロに、ジョン・トラヴォルタで、こんな疑問を持たせちゃダメでしょ!!
2人が出演することで、それで満足しちゃって、脚本は置き去りになっちゃったんでしょうかね??
ロバート・デ・ニーロに、ジョン・トラヴォルタですからね!このキャスティングだけで期待しちゃいます!
ところで、当初は今作はニコラス・ケイジ、ジョン・トラヴォルタの共演で企画されたそうです!この企画も観てみたかった気が!
最後の展開も、アクション映画にはあり得ない展開!こんなユルユルで良いの??
復讐するために、アメリカまでやってきたのに、デ・ニーロのセリフで許してしまうの??
絶対にありえない!と思ってしまうのは自分だけでしょうか??
脚本家は何を言いたかったんでしょう??「お互いに許しあいましょう」ていうコトで良いでしょうか?? 40点
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